海外赴任の一つの目安:TOEIC700点を攻略するための勉強方法

企業の課しているTOEIC点数の目安に730点というものがあります。TOEICのホームページを見ても分かるように、この730点を越えていれば最低限の会話および文書の読解が可能になると言われています。

ここに書かれていない企業でも、大体は700~800点程度が海外赴任の最低足きり条件だと思っていただいていいでしょう。やはり、海外で海外の企業を相手に活躍する社員、というものは夢がありますし、多くの新入社員が憧れものだと思います

ですので、企業が海外赴任を認める際にもまずはこのTOEIC730点をクリアしなさい、と社員に目標として掲げます。

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TOEIC600点と700点の違い

さて、ではTOEIC600点と700点の人とでは具体的に何が違うのでしょうか。具体的にTOEIC SQUAREの『できることサーチ』で、600点と700点とで違いを見てみることができます。

例えば、TOEIC600点台では『空港で、発着時刻や搭乗ゲート等の変更アナウンスが聞き取れる。』という項目が『かろうじてできる』ですが、これが800点になると『できる』となります。

リスニングの違い

まず、リスニングの違いですがかなり差異がみられます。例えば以下のような項目がTOEIC600点では『何とかできる』の基準ですが、TOEIC700点になると全て『できる』となっています。

  • 商談相手の言う商品の値段を理解することができる。
  • 自分の仕事に関連した日常業務のやりかたについての説明を理解できる。
  • 面談相手が商談を始める前に話す一般的な話題(天候、最近の出来事等)について、内容を聞いて理解することができる。

(参考:TOEIC SQUARE)

どれも、仕事では本当に必要最低限のものですが、文字通り最低でもこれができないと海外赴任は任せられない、といったところでしょう。これらの項目の『何とかできる』と『できる』の違いは結構大きいものと考えてください。

リーディングの違い

続いてリーディングです。これもリスニング同様、どういった項目を『何とかできる』から『できる』にしなくてはいけないかを見てみましょう。

  • 会議・講演のレジュメ(要約)プレゼンテーション用の配布資料等を読んで理解できる。
  • 自社への就職希望者に対する第三者からの推薦状を読み、どういった人物として紹介されているか理解することができる。
  • 取引先や顧客からのクレームレターを読んで理解することができる。

(参考:TOEIC SQUARE)

『できる』とはすなわち、これらのものを90パーセント以上理解できるかどうか、ということです。これらもまた、日常業務では必要な要素ばかりです。

スピーキングの違い

実際にはTOEICの試験ではスピーキングとライティング能力ははかれませんが、リスニングとリーディング能力から多少は推測できるものとして掲載されています。具体的には、以下のようなことをTOEIC700点以上レベルでは必要とされます。

  • 初対面の人に対し自分の名前や所属といった簡単な自己紹介ができ、適切な挨拶の表現ができる。
  • 現在自分が携わっている仕事について話せる。(“What do you do?”といった質問に答えることができる)
  • 理由を尋ねることができる。(例:(部下に)今日何故遅刻したのか)

(参考:TOEIC SQUARE)

注目すべき点は、これらは全て『単発』で発話可能だという点です。例えば政治に関して議論しろ、とかいった会話の応酬ではなく、あくまで断片断片の発話でよいので、スピーキング能力としては最低限のコミュニケーション能力が求められていることになります。

ライティングの違い

最後にライティング能力の違いです。

  • 職場の同僚に、予定のミ-ティングに参加できない理由を説明する短いメモを書くことができる。
  • 各種申込書(Application Form)、注文書(Order Form)等に記入することができる。
  • FAX、E-mailでホテルの予約ができる。

(参考:TOEIC SQUARE)

こちらもスピーキング同様、論文を書けと言われているわけではなく、あくまで単語や単発の文章を組み合わせたもので意味は伝わりますので、そこまで難しいことは求められていません。

上述の一覧を見ていただければ分かるように、TOEICのかなめであるリスニングとリーディングに対して求められている能力はやはり、スピーキングなどと比べて若干高めです。

600点から700点に進むための勉強方法

実際には、TOEICの試験で上述の項目のように『面談相手が商談を始める前に話す一般的な話題(天候、最近の出来事等)について、内容を聞いて理解することができる。』ことがそっくりそのまま求められるわけではありませんが、それに準じるようなリスニングの問題は頻出します。

リスニングの攻略方法に関しては以前3部作にしてまとめましたが、これらはあくまで小手先のテクニックですので、長期的な視野でリスニング能力の向上をはかるためには地力をあげていく必要があります。

地力をあげるための方法としては、例えば以下のような方法が挙げられます。

  1. 音読による勉強
  2. デクテーション
  3. スピーキングの練習を行う
1.音読による勉強

リスニングおよびリーディングの地力をあげるための最良の方法の一つは、600点のところでも少しまとめましたが『音読』をすることです。音読をすることによって文章の流れが頭に入り、たとえ分からない単語がでてきたとしてもある程度推測することが可能になります。

ただ、この音読による勉強は、効果のほどが現れるまで3ヵ月程度は要しますし、中々効果のほどが見えないのでやきもきする勉強方法ではあります。

2.デクテーション

他にも、リスニングに関しては『デクテーション』といったやり方があり、これは非常に短期的に効果が表れる勉強方法として、欧州の学校などでも有名です。

直訳すると『書き取り、口述』などの意味です。動詞の『dictate』ですと『人に何かを書きとらせる』とかいう意味になります。これを、リスニングのトレーニングに応用させるのですが、具体的には、以下の順に行っていきます。

このデクテーションが身について、文章の切れ目や流れがスムーズに耳に残るようになったら、あとは語彙の問題でラジオだろうと映画だろうと理解することができるようになります。まずは辛抱強く英語の耳を、このやり方で鍛えましょう。

3.スピーキングの練習を行う

卵が先か鶏が先かという議論に近いですが、TOEICで600点程度とることが英会話を始めるための基礎になると以前まとめましたが、TOEIC600点程度とるためにスピーキングの勉強が有用であることもまた事実です。

何度も書いていますが、語学の勉強は『スピーキング』『リーディング』『リスニング』『ライティング』のバランスですので、中高と『リーディング』および『リスニング』に特化してきた我々には、絶対的に『スピーキング』のようなアウトプット型の勉強時間が欠けています。

スピーキングで発音のリズムや文章の流れをつかめば、それらはリスニングやリーディングにもいい作用をもたらしますので、もし600点前後で伸び悩んでいる方がいれば、是非オンライン教材などによるスピーキングの勉強方法を取り入れてみることをお勧めします。

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