いくつあれば足りる?TOEICで必要な語彙力(ボキャブラリー)と勉強法

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以前、単語の長期的な勉強方法を紹介しました。TOEICの点数獲得のために、特段時間指定などがなければ私はこの方法がおすすめです。

私が社会人になって単語を覚えるためにやったのは、以下の2通りだけです。これで、半年もすれば一通りのTOEICに出て来る英単語は理解できるようになります。

一方で、そもそも長文を読む際の英語力がまだ足りない、あるいは極力短期間で集中的にTOEICの英単語を覚えたい!という方のために、今回の記事を紹介します。

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TOEICの単語

今からいくつ、新しい英単語を覚えなくてはいけないのか、というのは難しいところです。人によっては2000個必要かもしれませんし、500個で十分な場合もあります。

TOEICの参考書関連で目にするのがこうした勉強のための『TOEIC単語帳』といったものですが、中には頻出順に並べられていて、実際には全部覚える必要が無いものもあります。

ですので『よく出るTOEICの単語』というものにターゲットを絞るのであれば、具体的には600~1000個程度が必要になってくるようなイメージです。

根拠としては、WFF(Word Family Framework)という調査があげているレベル別の主要単語数があります。

The WFF is a searchable resource for teachers and learners of English that consists of over 22,000 vocabulary items arranged according to six levels aligned to the Common European Framework of Reference.

『WHFとは、英語教師や生徒が参照可能な22000以上もの英単語をCEFRの6つの語学レベル別に集約したものである』

この資料によると、TOEICで800点レベルがCEFRのB2レベルに該当しますので、下記の表にのっとってみるおおよそ『3500~4000』個程度の単語が必要ということです。

表は、左から『レベル』『単語の個数』『TOEICの点数レベル』です。

  • A1 1200
  • A2 2100
  • B1 3200
  • B2 4000 →TOEIC800点レベル
  • C1 5000 →TOEIC900点レベル
  • C2 6000

もちろん、我々は今まで英語の勉強してきたので現在知っている単語が『ゼロ』ということはありません。また『helicopter』や『Halloween』のように、カタカナになっている英単語もいくつも知っていますので、実際のところ1000~2000単語程度の知識の集積はあります。

ここから逆算して、上記の表でいえば単語数4,000、あるいは5,000や6,000を目指すといった形です。

ちなみに、新聞やニュース、ラジオなどに使われる英単語数は5~6000個と言われていますので、やはりそれらを活用するためにはTOEICでいうと最低でも800点レベルは必要ということがわかります。

新聞を読むのに必要な語彙力は6000程度です

新聞を読むのに必要な語彙力は6000程度です

効率の良い単語の勉強の仕方

さて、実際に今から1000個の英単語を覚える必要があるのであれば、単純計算で一日3つずつ新しい単語を覚えても丸一年かかります。

一日30個でおおよそ三ヵ月程度で1000個の英単語を習得できますが、一日30個、英単語だけを黙々と勉強するのも根気のいる作業です。

というわけで、今回は以下に『集中して英単語を覚える方法』をまとめました。

  1. アプリ(単語帳)で覚える
  2. 反唱して覚える
  3. グループで覚える

以下、それぞれの説明です。

1.アプリ(単語帳)で覚える

昔から使われているやり方で、今でも比較的勉強に用いられるのがこの『単語帳』です。私が学生の時は紙の単語帳を受験の際に用いていましたが、現在はアプリのものが出ており、シャッフル機能なども搭載されているのでそちらのほうが使いやすいはずです。

一般的なのはすでにTOEICに出るような単語が並べられているようなものですが、どちらかと言えば以下のアプリのように自分で単語と訳を書くタイプのものがお勧めです。

単語アプリ

単語アプリ

https://itunes.apple.com/jp/app/dan-yu-zhang-wordbook/id342898527?mt=8

これを、できれば『コンテキスト(前後の文)』と併記して活用する方がよいでしょう。例えば『improper』という新しい単語を覚えようと思ったとき、単に『ふさわしくない』『誤った』と憶えてしまっては、他の英単語と混同してしまう可能性があります。

unsuitableもunfitもwrongもfaultyも、全て『ふさわしくない』『誤った』といったニュアンスの言い回しですが、それぞれ微妙に用いるところが違います。

ですので、一見面倒に見えても、以下のように文章で覚えるのが最終的には一番効率がよいです。

“There was no evidence that any Bank of England official was involved in any unlawful or improper behaviour in the FX [foreign exchange] market,” it said.
(BBC news bussinessより引用)

『イギリスの銀行がFX市場において、不法、あるいは不適切な取引をしたという証拠はどこにもない。』

単語帳の埋め方としては、このように新聞や洋書を読みながらこつこつ知らない単語をまとめていくのでもいいですしTOEIC向けの単語帳を購入するのでもいいです。

その場合は、必ず『例文』が単語とともにのっているものしましょう(最近はほとんどの単語帳に例文がついていますが)。TOEIC専門の単語帳ではありませんが『DUO』などがおすすめです。

2.反唱して覚える

ありがちなのが、いざ単語帳に英単語を頑張って書いたはいいが、書いたことに満足してしまって、その後復習の時間を作らない、というマズい例です。

よほどの才能にめぐまれている人でない限り、一目見ただけですんなりと単語を覚えることのできる人はいません。我々の脳味噌は『反復』することで必要な情報を残しておける仕組みになっています。

ですので、もちろん通勤電車の中でこうしたアプリや紙の単語帳を見返すことも重要なのですが、それよりも『声に出して』復習することで、いっそう暗記の際には効果が生まれます。

もし分からない単語があったら、極力その日のうちに、少なくとも翌日までには復習を心がけましょう。

3.グループで覚える

あるテーマを決めて単語の勉強をする、というのも重要な勉強方法の一つです。一日と言わず、例えば『今週は一週間、政治関係の単語を重点的に覚えよう』と決めたら、それにちなんだ新聞や単語をひたすらかき集めます。

例えば

  • Regent(摂政、評議員)
  • congress(国会)
  • census(国勢調査)
  • Despotism(独裁政治)
  • dissolution(議会の解散)

などなどたくさん思いつきますが、こうしたお題ごとの単語をひたすら紙などに書きだして、グループ分けをしてみましょう。

例えば『congress(国会)』とグループになるのは『dissolution(議会の解散)』や『representative(国会議員)』や『general election(総選挙)』などが挙げられます。こうした単語を具体的に書き出すことによって、頭の中に一つの地図ができ、イメージとして頭に入りやすくなります。

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このように『congress(国会)』から『general election(総選挙)』を派生させたら、そこから今度は『stump oratory(選挙演説)』『canvass(応援演説、選挙運動)』のようにどんどん枝葉を広げていきましょう。

一通り英単語を詰め込んだ後に、それにちなんだ新聞などを読むと、勉強した単語がいくつか記事の中に見つけられると思います。

この『見たことのある単語』を文中で見つけるという体験は、新しい単語を覚える際に非常に有効に作用します。

まとめになりますが、英単語の勉強も、とにかく『継続して』おこなうことが大切です。一日100個を3日続けるよりは、一日10個を一ヵ月続けた方が頭には残りますし、結果として腰の据えた勉強ができます。

また、英単語の勉強はあくまで英語力を向上するための『手段』であって目的でないことを忘れないようにしましょう。

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