TOEICとは別物。アウトプットに重点をおいたTOEIC SWの形式

microphone-298587_1920

TOEICとは何か、という記事で少しTOEIC SWについてもまとめていますが、今回はより詳細についてまとめていきたいと思います。

上級者向けのTOEICです。SWとはSpeaking, Writingの略で、一部の企業や大学院などはこうした英語をアウトプットできる能力をベースに、海外赴任の可否判断をくだすことがあります。

今記事では普通のTOEICではない、TOEIC SWの形式やスケジュールなどについてまとめていきますが、勉強方法に関しては『長期的な勉強方法』と変わりはありません。

『読む』『書く』『聴く』『話す』をバランスよくおこなっていれば、自ずとTOEIC SWの点数もあがっていきます。

TOEIC SWとは何か

簡単に言うと、通常のTOEICが『読む』『聴く』という『インプット』の能力を求められるのに対し、TOEIC SWのほうでは『話す(speaking)』『書く(writing)』といった『アウトプット』の能力が要求されます。

もっとも、試験官と面と向かって話をして、スピーキング能力を判定されるのではなく、全てコンピューター越しに行います。ライティングに関しても紙とペンではなく、タイピングによって解答します。

TOEIC SWには『スピーキングテスト』『ライティングテスト』が分かれており、それぞれ以下のような構成になっています。

  • スピーキングテスト:11問 20分 最高点200点
  • ライティングテスト: 8問 60分 最高点200点

以下、それぞれの試験の問題形式をまとめていきます。

スピーキングテスト

スピーキングテストでは以下の6つの形式の出題がなされます。

  1. Read a text aloud(音読問題)
  2. Describe a picture(写真描写問題)
  3. Respond to questions(応答問題)
  4. Respond to questions using information provided(提示された情報に基づく応答問題)
  5. Propose a solution(解決策を提案する問題)
  6. Express an opinion(意見を述べる問題)

全部で6つの形式がありますが、問題形式によっては設問が2つだったり3つだったりとしますので、実際の問題数は11問という形になっています。

また、スピーキングテストでは、設問に応じて以下のことが求められますので注意しましょう。

  • 発音(設問1~6まで)
  • イントネーション・アクセント(設問1~6まで)
  • 文法(設問2~6まで)
  • 語彙(設問2~6まで)
  • 一貫性(設問2~6まで)
  • 内容の妥当性(設問3~6まで)
  • 内容の完成度(設問3~6まで)

以下、speakingセクションにおける各問題の詳細です。

問題形式の説明

1.Read a text aloud(音読問題)

  • 準備時間:45秒 解答時間:45秒 最高点:3点 問題数:2問
  • 概要:アナウンスや広告といった、短い英文を45秒以内に音読する、という試験です。

ここでは、何か新しい表現を英語でしなくてはいけないわけではなく、出された文章を英語で読むだけですが『発音』や『イントネーション、アクセント』といった能力が求められます。

例えば疑問文なのに語尾をそのまま読んでしまったり、日本人が間違えやすいRLの発音であったりと、そういった細かい部分が採点の対象になります。

2.Describe a picture(写真描写問題)

  • 準備時間:30秒 解答時間:45秒 最高点:3点 問題数:1問
  • 概要:画面上に一枚の写真が表示されるので、それを見てその写真が何に関する写真か、ということを説明する問題です。

上述の『音読問題』では『発音』や『イントネーション』が評価の基準でしたが、この問題以降は自分の頭で考えて解答する必要がありますので『文法』や『語彙』といった点も要求されるようになります。

3.Respond to questions(応答問題)

  • 準備時間:なし 解答時間:15秒または30秒 最高点:3点 問題数:3問
  • 概要:身近なことに関するインタビューをうけたのち、それに対して英語で回答する、という問題形式です。

例えば『What do you do when you have free time?(暇なとき何をしますか?)』とか『What kind of movies do you like?(どんな映画が好きですか?)』といった、当たり障りのない質問がなされます。

この設問以降、上述の『語彙』『アクセント』などに加えて『内容の妥当性』『内容の完成度』といったことまで求められるようになります。

4.Respond to questions using information provided(提示された情報に基づく応答問題)

  • 準備時間:なし 解答時間:15秒または30秒 最高点:3点 問題数:3問
  • 概要:ここでは、資料が提示され、それに基づいて英語の設問に答えるような形式です。

例えば、ある会議の式次第が提示され、英語で『いつから会議は始まりますか?』とか『会議の持ち物は何ですか?』といった質問がなされ、それに対して英語で解答する形です。

上述のインタビューと違って、この問題では正しく資料を読み解く能力も必要とされます。

5.Propose a solution(解決策を提案する問題)

  • 準備時間:30秒 解答時間:60秒 最高点:5点 問題数:1問
  • 概要:短い英語のメッセージを聴いて、それに関する答えを説明する形式の問題です。

メッセージは、例えば『~駅に行きたいんだけど』とか『銀行のキャッシュカードを作りたいんだけど』といった顧客の質問で、それに対し『駅員として』『銀行員として』といった形で質問に受け答えをする形式です。

何にたいして困っているのかを把握する高度なリスニングの能力と、60秒(準備時間30秒)以内に回答するスピーキング能力が求められ、難易度は高いです。

6.Express an opinion(意見を述べる問題)

  • 準備時間:15秒 解答時間:60秒 最高点:5点 問題数:1問
  • 概要:表示されたある意見に対して、自身の意見を英語で説明する問題です。

例えば『若いことはたくさん勉強した方がいいか』とか『休日は家族と一緒に過ごすべきか』とかいった質問で、そうした質問に対して自身の答えを投げかけます。

大学や企業の面接と違って、質問内容で加点されるというわけではなく、他の問題と同様、一貫性や語彙を問われる問題です。

発音やアクセントを問うような問題はともかく、自発的な意見を求められるような問題に関しては個別の勉強が必要になってきます。その辺の勉強法に関しては『スピーキングの勉強方法』のカテゴリでおいおい解説していきたいと思います。

job-interview-437026_1920

ライティングテスト

ライティングテストは以下の3つの形式から出題されます。

  1. Write a sentence based on a picture(写真描写問題)
  2. Respond to a written request(Eメール作成問題)
  3. Write an opinion essay(意見を記述する問題)

スピーキング同様、問題形式によって問題数が異なります。以下、各問題の形式の説明です。

問題形式の説明

1. Write a sentence based on a picture(写真描写問題)

  • 解答時間:5問で8分 最高点:3点 問題数:5問
  • 求められる能力:文法、写真と文章の関連性
  • 概要:画面上に写真が表示され、写真の下に提示された2つの英単語を使って、写真の内容を書いて表現する形式の問題です。

    例えば後ろ向きで車を駐車している人の写真が表示され『back』『place』という2つの英単語がその下に表示されたら『He is backing a car up into a parking place』といった感じで解答します。

2. Respond to a written request(Eメール作成問題)

  • 解答時間:1問10分 最高点:4点 問題数:2問
  • 求められる能力:文章の質と多様性、語彙、構成
  • 概要:メールの文章が表示されますので、それに対して英語でメールの返事を書く、という形式の問題です。

    語彙や高い構成力を求められますので、この問題形式に関しては事前に練習をしておく必要があります。

3. Write an opinion essay(意見を記述する問題)

  • 解答時間:30分 最高点:5点 問題数:1問
  • 求められる能力:理由や例を挙げて意見を述べているか、文法、語彙、構成
  • 概要:画面上に英語の意見が表示されますので、それに対して自分の意見を表明する形式の問題です。

    スピーキング問題のところでもありましたが、自分の意見を表明する問題ですので、スピーキング問題と同様、一貫性や理由付けが求められます。

hand-299675

スピーキングと同様、こちらも別個の勉強形式が求められます。ライティングの勉強方法に関しては『ライティングの勉強方法』のカテゴリにて後日紹介していきます。

これで、TOEIC SWの形式的な説明は終了です。次回以降、スケジュールや申し込み方法についてまとめていきます。

スポンサーリンク

コメントを残す



このページの先頭へ