英語のアウトプット力を図ろう!TOEIC SWの平均点と目標レベル

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TOEIC SWの重要性ですが、実際現在のところ受験者はTOEICの1パーセントに過ぎませんが、次第に注目が高まっていることも事実です。

例えば、年間の受験者は2013年の調べで15,000人程度ですが、年々受験者は増加しており、2012年と比較すると5,000人近くも増えていることから、将来的にはTOEICと同様、企業や大学などに採用され、入試や就職の指標にされる可能性が高いです。

今回は、主にTOEIC SWの各受験者の平均点や、そのレベルについてまとめていきたいと思います。

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TOEIC SWの平均スコア

今回使う数値は、主にTOEICプログラムDATA & ANALYSISから抜粋したものです。また、比較対象が多かったためここでは公開テストではなくIPテスト(団体受験者)のデータをもとにまとめていきます。

まず、TOEIC SWの全体の平均点ですが、以下のようになっています。

TOEIC SWの平均点(IP)

  • 全体 :スピーキング 105.0点  ライティング 125.7点
  • 社会人:スピーキング 110.9点  ライティング 132.3点
  • 学生 :スピーキング 100.3点  ライティング 118.1点

社会人といっても当然部門によって差はありますが、海外部門ですと以下のような平均点になっています。

  • 海外 :スピーキング 132.5点  ライティング 141.3点

ちなみに、公開テストですと以下の通りです。

TOEIC SWの平均点(公開テスト)

  • 全体 :スピーキング 123.4点  ライティング 137.4点
  • 社会人:スピーキング 124.4点  ライティング 138.7点
  • 学生 :スピーキング 121.4点  ライティング 134.6点

スコアに差があるのは、問題の難易度が異なるというより、おそらくIPのほうは学校なら学校単位で全ての学生が受験させられるので、意識に差があるのが違いかと言われています(TOEICのほうもこれと同じ状況です)。

次に業界別のTOEIC SWの平均点です。

業界別TOEIC SWの平均点

  • 商社  :スピーキング 123.4点  ライティング 137.4点
  • 不動産 :スピーキング 124.4点  ライティング 138.7点
  • 金融  :スピーキング 121.4点  ライティング 134.6点
  • 薬品  :スピーキング 123.4点  ライティング 137.4点
  • 精密機器:スピーキング 124.4点  ライティング 138.7点

普通のTOEICと同様、不動産や金融、商社のレベルが高くなっていますが、面白いことに薬品会社のライティングの平均点が異様に高いです。

参考までに、昇進要件や人事部の評価などにTOEIC SWを取り入れているのが以下の企業です。

  • 精密機器:東芝、シャープ、日立、富士通
  • 商社:三菱商事、双日
  • その他:電通、小松

海外部門を目指すのであれば、最低でも上記の平均点、スピーキング132.5点、ライティング141.3点は求められてきます。

物作りには英語がつきものです

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TOEIC SWとTOEICテストの相関性・CEFR

以下、TOEICのスコアをTOEIC SWに換算するとどの程度になるのかというまとめです。

TOEICの最高点は990点、TOEICSWの最高点はスピーキング、ライティングともに200点満点ですのでざっと計算するのであればTOEICの点数を5で割ったらおおよそTOEIC SWにおけるレベルが図れます。

もちろん、必ずイコールになるというわけではありませんが、TOEICとTOEIC SWにはある程度の相関性も証明されているので、それなりの参考にはなると思います。

ちなみに、以下がTOEIC公式の発表している相関データです(全部は載せませんが、一部抜粋します)。SはSpeaking,WはWriingの略です。

 CEFR TOEIC S W

  • C1 約950点 180 180
  • B2 約790点 160 150
  • B1 約550点 120 120
  • A2 約225点 90 70
  • A1 約120点 50 30

ここで表示されている『A1』~『C1』というアルファベット+数字の表記は、CEFRという、言語レベルを表す国際規格のことです。ヨーロッパ言語共通照枠(Common European Framework of Reference for Languages)の略。

英語だけではなく、あらゆる主要言語に用いられている指標で、一般的にB2~C1レベルになるとビジネス、学業に利用できる精通度合いを意味します。

CEFRの目安に関して

以下、CEFRのレベル別の言語能力です(NHK出版HP参照)

  • C1:広範で複雑な話題を理解して、目的に合った適切な言葉を使い、論理的な主張や議論を組み立てることができる
  • B2:社会生活での幅広い話題について自然に会話ができ、明確かつ詳細に自分の意見を表現できる
  • B1:社会生活での身近な話題について理解し、自分の意思とその理由を簡単に説明できる
  • A2:日常生活での身近なことがらについて、簡単なやりとりができる
  • A1:日常生活での基本的な表現を理解し、ごく簡単なやりとりができる

もっとも、これはTOEICというよりも『言語一般』に共通して使われる指標です(ロシア語B2レベル、フランス語C1レベル、等)。

あくまで『簡単に』自身の行えるレベルを把握するための表にすぎませんので、TOEIC SW向けの指標レベルに関しては別の詳細を見るほうが適格でしょう。

TOEIC公式ホームページが、SpeakingおよびWritingのレベルをそれぞれ、8段階9段階にまとめています。以下、必要だと思うレベルを要約して以下にまとめましたので、参考にしていただければと思います。

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TOEIC speakingのレベル

<レベル8>190~200点

一般的な職場で十分に通用するレベルがこの190~200点レベルです。TOEIC換算ですと、950点台がこのTOEIC SWにおける190~200点台に該当しますので、中々ハードルは高く、企業の中でもここまで求めてるレベルはそう多くありません。

<レベル7>160~180点

TOEICの記載によるとこの『speakingレベル7』までが、海外赴任に適したTOEIC speakingのレベルだそうです。

レベル8と比較すると、発音やイントネーションにわずかながら問題がみられるものの、一般的な受け答えとしては十分である、というレベルがこのレベル7です。

<レベル6>130~150点

TOEICの記載によると、このレベル6までが『海外出張』に適したレベルだそうです。また、海外旅行や海外の友人との簡単な意思疎通が行える最低レベルもこの辺だと思います。

社会人の平均レベルよりは少し上、という形ですが。自分の意志を相手に伝えることはできるものの、文法で些細な誤りなどがあり、使用できる語彙に制限がある、といったところです。

以下のレベルは省略します。次いで、listeningのレベルです。

TOEIC writingのレベル

<レベル9>200点

Speakingと同じく、writingでも最高レベルが行えるということは一般的なビジネスレベルといっても過言ではない程度です。

ちなみに、writingのほうはspeakingとは違い、9段階評価になっています。レベル9は海外赴任に適している、というTOEIC公式の評価です。

<レベル8>170~190点

文法上の簡単な誤り、あるいは同じ表現の繰り返しなど、些細なミスがあるとレベル8になりますが、それでもビジネスレベルであることには違いありません。

TOEICの見解によると、このレベル8までが『海外赴任に適した』レベルであり、それ以下では厳しいとのことです。

<レベル7>140~160点

レベル7までが、海外出張に適しているレベルの英語writing力です。ここで足りないのは、主に要点の裏付けや、語彙などテクニック的なところが多いです。

もっとも、社会人の平均値は越えているので、もし(学生の方でとっている人は少ないと思いますが)このレベルの受験経験があれば、履歴書に書いても問題ないレベルではあります。

<レベル6>110~130点

このレベルでは、簡単な英語の書き物はできるものの、難しい内容、要点を絞った内容になると貧することが多く、語彙も乏しいといったTOEICの見解です。

もっとも、社会人平均がこの辺りに集中していますので、ここから勉強次第では十分に挽回の余地があります。

何度も書いていますが、英語の勉強は『読む』『書く』『聴く』『話す』のバランスです。そのため、単に『話す』『書く』ばかりやっているよりも、全ておこなったほうが結果として長期的にはTOEICにしろTOEIC SWにしろスコアは伸びます。

今回はこの辺で終了します。

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