歴史を知りながら英語の勉強を:大統領や首相の英語スピーチ

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このブログでは様々な勉強方法を紹介しています。TOEICは短期的にあげようと思っても限界がありますが、長期的に勉強することで誰でも900点は越えられると思いますので、そうした意味で長く続けられるための様々な方法を紹介しています。

ですので、特に『必ずこの勉強方法がいい!』という確固たるやり方はありません。

しいて言えば、何度も述べている通り『書く』『話す』『聴く』『読む』をバランスよく、かつ『長期的に』(最低でも3ヵ月以上)つづけることが重要であって、その他の勉強方法に関しては自分自身に適した方法をあれこれ試してみるのがいいと思います。

以前『Audiobook』による勉強方法をまとめましたが、これは『読書が好き』『文学に興味がある』人向けの勉強方法です。今回は歴史に興味がある人向けに『演説(speech)を聞く』勉強方法をまとめます。

有名なスピーチを聞く

アメリカの政治の花と言えば『大統領演説』です。リンカーンの『ゲティスバーグ演説』や、冷戦最中に大統領に就任したケネディの『大統領就任演説』など、内容までは知らずともタイトルを耳にしたことがあるようなものは多くあると思います。

また、アメリカではありませんが、第二次世界大戦勃発直後に行われたイギリスのチャーチル首相の『我々は決して屈しない』の演説や、イギリス初の女性首相、マーガレットサッチャーなど、イギリスの演説も中々面白いものがあります。

もちろん、有名なスピーチを聞く(読む)ことのメリットとしては、歴史に興味がある人にとっては、その時代背景とともに英語が学べるという点にありますが、英語の勉強の面でも、大統領演説を聞くことは以下のメリットをもっています。

名スピーチのメリット

以下のメリットが、名スピーチと言われているものには含まれています。

  1. 『キレイな英語』を学ぶことができる
  2. 丸暗記に適している

以下、それぞれの詳細の説明です。

1.『キレイな英語』を学ぶことができる

当然、場末の講堂の演説ではなく、上院や何万人もの聴衆の前で行われるのが『大統領演説』です。なによりもまず『明瞭である』ことが大統領演説には求められており、そのため文章は何度も修正を加えられ、考えられたものが多いです。

日本語でも『きれいな日本語』『世俗的な日本語』があるように、英語にも同様の考え方がります。映画などには後者のようなスラングもたびたび登場しますが、きれいな文法で覚えるにはやはり、こうした公のスピーチなどが向いています。

2.丸暗記に適している

外国語を習得する際の手っ取り早い秘訣が『丸暗記』です。『It is~』構文のように、重要な文章をいくつか丸暗記してしまい、その部分、部分をちょいちょい変えれば、英語は話せるようになります。

もっとも、教科書に書いてある英語を丸暗記してもいいのですが、これは『勉強のための勉強』ですので、あまり面白味がありません。どうせであれば、大統領演説や、詩など、江リズムよく覚えられ、かつ教養も身につくようなものであったほうが英語以外の勉強にもなります。

例えば、以下はリンカーンのゲティスバーグ演説の冒頭です。

Four score and seven years ago our fathers brought forth, on this continent, a new nation, conceived in Liberty, and dedicated to the proposition that all men are created equal.

『87年前、我々の先祖たちはこの大陸に新たな国を建国した。この国は、自由の名のもとに生み出され、また、それゆえ人々の平等をうたった国家である。』

丸暗記してしまえば、その文章は自分のものになったと言えます。『score』20を表すとは初見では分からなくても、ここで丸ごと文章を覚えてしまえば、次にどこの文脈で見かけても間違えることはありません。

耳で聞く場合には以下のような『オーディオ』型のサイトが適しています(全部無料でリスニングすることが可能です)。

http://www.history.com/speeches

また、スクリプトに関しては以下のようなサイトから全文読むことができます。

http://www.powerfulwords.info/speeches/presidential-speeches/index.htm

他にも、I phoneなどに落として、通勤中に聴きたいとかであれば、Amazonで『英和対訳 ケネディ大統領演説集 CD付』とか『CD2枚付 オバマ大統領演説』など購入されるのがお勧めです。

おすすめの大統領演説など

最後に、おすすめの大統領演説をピックアップします。

1.リンカーンのゲティスバーグ演説(1863年)

よく勘違いをされていますが、リンカーンのこの演説は南北戦争終結後におこなわれたのではなく、ゲティスバーグで北部側が大勝をおさめた後のタイミングで演説されたものです(南北戦争は1865年まで続きます)。

この演説の中で、戦争を最後まで遂行する決意と、かの有名な『人民の、人民による、人民のための政府』という言葉が謳われています。

government of the people, by the people, for the people

『人民の、人民による、人民のための政府』

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2.チャーチルの演説(1940年)

チャーチルは第二次世界大戦時に、何度もナチスの攻撃にさらされながらも耐え抜き、最終的に勝利をおさめました。戦後回顧録でノーベル文学賞を取得しているチャーチルの文才は、他の演説と比較しても並外れており、一見の価値ありです。

we shall fight on the beaches, we shall fight on the landing grounds, we shall fight in the fields and in the streets, we shall fight in the hills; we shall never surrender

『我々は浜辺で戦うだろう。我々は水際で戦うであろう。あるいは山野で、路上で、そして丘の上でも戦い抜くだろう。我々は決して屈しないのだ』

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3.キング牧師(1963年)

キング牧師は大統領でも首相でもありませんが、アメリカ演説史に燦然とその名を残しています。黒人差別に抗議したキング牧師は、リンカーンのゲティスバーグ演説からちょうど100年目の1963年にかの有名な『I have a dream』で始まる演説を行いました。

I have a dream that one day this nation will rise up and live out the true meaning of its creed: “We hold these truths to be self-evident: that all men are created equal.”

『私には夢がある。いつの日かこの国が立ち上がり「我々は、全ての人々が生まれながらにして平等であるという真理を掲げている(アメリカ独立宣言上の文言)」という信条を、真の意味で実現させることだ』

文中のlive outは『実現させる』というidiomです。

これら以外にも、演説関係では色々と面白いものがあり、また語彙やイディオムの勉強にもなりますので、活用していただけたらと思います。

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