英語文法の基礎の基礎、文型をマスターすれば英語が読めるようになる

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今回は、英語の勉強の基礎のうちの基礎である『英語の文型』についてまとめていきたいと思います。

恐らく、中学校のもっとも初めのころ、それこそアルファベットを覚えたてのころくらいに習ったかもしれませんが、正直、この『文型』を活用しきれている人はどれほどいますでしょうか?

恐らく、習ったころから時間がたちすぎてしまっていることと、中学生の始めという正直日本語さえもおぼつかないような時期にならったものなので、そのときには分からず、苦手意識が染み付いてしまったままの人も中にはいると思います。

正直、そんな苦手意識は幻想です。今やり返してみたら、意外と分かりますし、意外と役に立ちますので、忘れてしまった人は面倒くさがらずに復習をしましょう

多分、これを覚えているのといないのとでは、英語の勉強の効率が10%くらい違うと思います。

英語の文型について

そもそも文型とは、ということですが、要するに文章の構造です。英語の場合は5つのパターンがあり、必ずそのどれかに当てはめられて文章がつくられています。

基本的に英語は全てこの枠組み内で構成されているといっても過言ではないので(スラングや慣用句など、一部例外はありますが)、このパターンさえ知っておけば、たとえ意味の分からない文章に遭遇してしまったとしても、落ち着いて文型を考えることで、意味を理解できるようになります。

以下、使われるアルファベットの意味です。

S=主語
V=動詞
O=目的語(『~を』、または『~に』にあたるもの)
C=補語

以下に少しだけ、これらの用語の解説をしていきます。なお、ここでの例は分かりやすくするために日本語メインにして解説しておきます(まずは日本語でしっかりと概念を理解しておきましょう)。

S=主語

主語とは、文章の主格になれる事物のことです。人でもいいですし、無生物でも可能です。説明だけでは分かりづらいと思いますので、例をあげましょう。

太郎はハンサムだ
Taro is handsome.

彼女は昨日映画を見た
She watched a film yesterday.

太字にしているところは全て『主語』です。主語は名詞しかくることができませんので注意してください。

V=動詞

上述した主語の『動作、作用、状態、存在』などを表すものです。英語の場合には『自動詞』『他動詞』の区別がありますが、今回はその詳細には触れず『動詞』というくくりで憶えていただければ結構です。

私はウイスキーを飲む
I drink whisky

彼女はゆっくり歩いた
She walked slowly

太字になっているところが『動詞』です。このへんは、説明よりも例で理解していただいた方が分かりやすいと思います。

O=目的語(『~を』、または『~に』にあたるもの)

この『目的語』に関しては少し注意が必要です。主語(S)と動詞(V)に関してはすんなり理解できた方でも、目的語に関する理解があやふやだったりします。

実は目的語には『間接目的語』『直接目的語』の二種類があり、これらは両方とも『O』で習うので、英語を習いたてのころに混乱してしまいがちです。

以下の例を見てみましょう。

私は本を読んだ。
I read the book.

この文章のなかで『本を(the book)』がいわゆる直接目的語と言われ、動作の対象を表すものです。

次に、以下の例を見ていただきたいと思います。

私は彼に本を渡した。
I gave him the book.

この文章の中で、上と同じように『本を(the book)』は直接目的語ですが、一方で『彼に(him)』は間接目的語と言います。

私によって渡される行為のなされる「対象」は「本」ですが、それの行先は「彼」ということで、この『彼』は『間接目的語』とされています。

O1=間接目的語
O2=直接目的語 

と、辞書などでは表記されていますので、混同されないように気をつけましょう。

C=補語

『補語』とは、主語や目的語の状態を説明する補足のようなものです。

例えば以下のような例です。

その報せを聞いて彼らは喜んだ
The news made them happy.

という文章の中で『彼ら(them)』は目的語、『喜んだ(happy)』は補語という形になります。(them=happy)。他にもbe動詞はこうした『主語』の状態を表すのに使われる最たる例です。

この補語を用いた文型は、上の3つ(主語、動詞、目的語)をつかったものに比べるとそれほど多くありませんので、頭の片隅にでもいれておいていただければと思います。

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英語の五つの文型

さて、上でそれぞれのアルファベット(S,V,O,C)に対応する意味を述べましたのであとは以下の文型を覚えるだけです。

英語には、以下の5つの文型しかありませんので、憶えてしまえば文章の理解が格段にスムーズになります。特に、TOEICの点数500~600点前後の方は、長文問題にしろ、文法問題にしろ、まずはこの『文型』を意識しながら読むように心がけましょう。

第1文型.SV
第2文型.SVC
第3文型.SVO
第4文型.SVOO
第5文型.SVOC

以上の5つです。以下順番に見ていくことにしましょう。

第1文型.SV

『主語』『動詞』によって構成されている文型のことです。もっともシンプルですが、もっとも使われやすいのがこの『SV』型の文型です。

まずは、以下の例を見てください。

I sleep.
私は寝る。

もっとも単純なSVの形です。この場合、主語と動詞以外に余分な語は何も存在しませんので、明確に理解いただけるかと思います。Iが主語で、sleepが動詞です。

では、次に以下の例を見ていただければと思います。

I sleep late Sundays.
私は日曜日は遅くまで寝ている。

『late Sundays』という余分な語が入っていますが、実はこれも『SV型』の文型です。この動詞のあとに続いているものは、動作の対象を表す目的語でもなければ、補語でもありません。

これらは『修飾語』と呼ばれるもので、いわば『I sleep(私は寝る)』という本筋にぶらさがってるような要素です。

他にも『公園で』とか『東京へ』とか、場所や時間を表すような語は大半が修飾語としてSV文型にぶらさがっているものです。

第2文型.SVC

上述しましたが、C(補語)とは主語や目的語の状態を表すような語のことです。すなわち、S≒Cという数式がなりたてば、この文型は大体完成します。

もっともオーソドックスな使われ方をするのが『be動詞』です。

She is beautiful.
彼女は美しい。

この場合、彼女はS,美しいはCです。この文章の中で、彼女=美しい(She = beautiful)という数式が成り立っています。

他にも、becomegetなど、状態を変化させるような動詞はこのSVC型の文型になりますので覚えておきましょう。

He became a teacher.
彼は教師になった。

第3文型.SVO

目的語の効用に関しては上述しました。『間接目的語』『直接目的語』の別がありますが、ここではどちらもくることが可能です(どちらか一つだけですが)。

つまり『誰に』『何を』などにあたる目的語が、動詞のあとにくるような文型がこの第3文型で、文型でもっとも重要といえるでしょう

例えば、以下のような文章はこのSVO(第3文型)に該当します。

He plays baseball.
彼は野球をする。

She reads crime fiction.
彼女は推理小説を読む。

第4文型.SVOO (SVO1O2)

さて、この文型の場合は目的語が2つくることに注意してください。もっとも、この第4文型をつくることのできる動詞は限られていますので、ある程度慣れてくれば動詞がでてくるとともに、予想ができるようになります。

I’ll buy you lunch.
昼飯をおごってやるよ。

I gave her the ring.
彼女に指輪をあげた。

この中で、youやherのように『誰に』に該当する箇所は『間接目的語』、lunchやthe ringのように『何を』に該当する箇所は『直接目的語』ということはすでに触れました。

なので、あげる、貸す、などの動作を伴うような動詞に関しては、基本、この第4文型の形をとることが多いです。

第5文型.SVOC

C(補語)の働きに関してはすでに何度か触れてきました。第2文型はSVCという『主語』=『補語』のような形をとりますが、第5文型においては『目的語』=『補語』のような形をとります。

例えば、以下の例をご覧ください。

They named the dog Alex.
彼らはその犬をAlexと名付けた。

この文章の中で、目的語は『the dog』、補語は『Alex』です。彼らは『the dog』=『Alex』として名付けたので、この第5文型に該当します。

今回まとめた文型は英語の基本中の基本ですが、それゆえに英語の学術書を読むときだろうが、TOEICの長文を読むときだろうが、あるいは他の欧州言語を勉強するときだろうが役立つものです。

『義務教育のときに習うものでしょ?』と侮ってはいけません。私の知る限り、多くの『英語を苦手』と言っている人が、この『文型』に苦手意識を抱いている人でした。

そのため、この文型さえ最初におさえて置けば、今後の勉強がだいぶ楽になるはずです。

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