BBC推奨第二弾:Scanning(スキャニング)をTOEICに活用!

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前回『Skimming』という速読テクニックについてまとめました。今回は、それと対をなす2つめの速読テクニック『Scanning』についてまとめます。

Skimmingとは、平たく言うと『文中の重要な情報だけを拾い集める』技術のことです。ある英語のサイトによると、Skimmingは以下のように定義されています。

名前も考え方も似ていますが『Skimming』と『Scanning』は似て非なるものなので注意してください。

Scannigとは

scanは英語で『探るように見る』『レーダーなどで走査する』『(新聞などを)ざっと見る』など様々な意味合いをもっていますが、ここで使われている『scanning』の意味は最後の『(新聞などを)ざっと見る』として使われます。

英語圏ではskimmingと同様、たびたび使われる速読テクニックの一つで、定義は以下のような形です。

Scanning is a technique you often use when looking up a word in the telephone book or dictionary. You search for key words or ideas. In most cases, you know what you’re looking for, so you’re concentrating on finding a particular answer. Scanning involves moving your eyes quickly down the page seeking specific words and phrases.

『Scanningは電話帳や辞書の中から必要な情報を拾い上げるために用いられるテクニックのことである。特に、キーワードやアイデアを拾い上げる。例えば、あなたが何かお目当ての言葉があるとしたら、そのお目当ての言葉に意識を集中させて探しこむような形だ。同じく、本などのページを上から下までざーっと目を通して、キーワードやキーフレーズを探し当てるために用いることもある。』

辞書などの例が分かりやすいと思いますが、我々は紙の辞書をひくとき一々ページを端から端まで読むわけではありません。例えば『hamper』という動詞の意味が知りたかったらhaという最初の部分に注目し、そこからこの単語を探し当てる形だと思います。

辞書以外にも、以下のようなものに対して我々は普段Scanningの技術を用いています。

  • カタログの値段(prices in a catalog)
  • テレビ欄(program on television)
  • 電話番号(phone number)

要するに『お目当て』のキーワード、カタログであれば『10,000円以下』とか、テレビ欄で会ったら『スポーツニュース』とか、最初に決まった文言を頭に入れておいて、それらをざーっと探すテクニックです。

では、このテクニックをTOEICに応用するとどうなるのでしょうか。

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TOEICとScanning

ScanningはTOEICのPart6の広告問題のような形式に、もっとも効果的である、相性のよいリーディング方法だと言えます。

我々はTOEICの広告問題や、長文問題を解くとき、文章を全部理解しておく必要はありません。例えば、TOEICのPart6で長文のメールが書かれたのち、以下のような設問があったとします。

  • What will happen on Friday?(金曜日に何が行われますか?)

この問題を解くには、来週行われることだけに注目すればよいわけで、広告であれば広告の『メイン部分』だけ読んで、最初の挨拶から最後の住所や電話番号まで一々読む必要はなく『Friday』という単語をひろえばいいだけなのです。

上記の例のように、問題の中に明確に『日時』が入っていればその日時に関連したワードに注目すればよいですし、

  • What will customers receive if they spend more than $5?(5ドル余計に支払うと、お客さんは何がもらえますか?)

という問題であれば、広告の中の、7でも50でも1,200でもない『5』という数字に注目すればよいわけです。

もっとも、それが簡単にできれば苦労しないわけで、実際には限られた時間の中で、緊張しつつ情報を狭めていくわけですから、最初からうまくのは難しいでしょう。

Scanningのこつと練習方法

Scanningを行うためには、以下の2つのことを行う必要があります。

  1. TOEICのような設問形式の場合、最初に問題を読む
  2. 文章を『読む』のではなく『見る』
1.TOEICのような設問形式の場合、最初に問題を読む

新聞や日常生活の広告の場合、何が重要で何が重要でないかの尺度は人それぞれです。すなわち「自分にとって重要か否か」が、そのまま重要な単語か否かのポイントになるだけです。

一方、TOEICのようなテストでは『何が重要ワードか』を決めるのは自分ではありません。設問の中に書かれている通りです。

先ほどの例で行けば『何が来週行われるのか』を文中から見極めなくてはいけませんし、いくら自分が興味があるからといって、他の箇所を読んでしまってはいけません。

特に『値段』『日時』『地名』『名前』など、5W1Hの情報には注意して文章を読むように心がけましょう。

例えば、以下のような設問がでたとします。

  • How much is the restaurant’s salary?(このレストランの給料はいくらですか)

この設問があったとしたら、設問分の中で注目するのは場所でも電話番号でも日にちでもなく『Salary』という単語です。もしかしたらp/h(時給)とか別の言い回しをしている可能性もありますが、とりあえず他の5W1Hでないことは明白です。

以下の手順に続きます。

2. 文章を『読む』のではなく『見る』

文章全てを理解しようとするのではなく、ざーっと流し『見る』ことをまずは心がけます。その中で『2.TOEICのような設問形式の場合、最初に問題を読む』の際に絞ったキーワードに焦点を当てて、探すようにします。

そして、お目当ての『キーワード』が見つかったら、そのセンテンスを深堀りし、この箇所が本当に自分の求めていたセンテンスなのか、ということを見極めます。

例えば、以下は英語の求人広告です(一部手を加えてますが)。この中でキーワードが『Salary』だとしたら、他の文章はあまり目を通す必要はありません。

Posted 30/10/14
Type Permanent
Salary $15p/h
Location Queenstown

CHEFS ALL LEVELS, come and join the newest BBK Kitchen in Queenstown, competitive salary

Are you a passionate and dynamic chef with high standards and solid experience?

もっとも、この場合『時給』換算ですので、もしキーワードや設問が『月給』などであれば、他の『一ヵ月の労働時間』に言及している箇所を探して、月給を計算する必要がありますが、TOEICではそこまで意地悪な問題はでません。

ですので『Salary』と聞かれたら、少なくとも下の挨拶文のようなものは読む必要はなく、あくまでそのキーワードを言及している箇所に絞って読み込めばよいわけです。

また、BBCのサイトでこの『Scanning』や『Skimming』スキルを上達させよう、という主旨のページが紹介されています。

http://www.bbc.co.uk/skillswise/topic/skimming-and-scanning/resources/e1-e2

もっとも『確実にこうした方がいい』という勉強法というよりも、日々英語のインターネットサイトなどを検索し、必要な情報だけを、日本語と同様に、集めるようにしていれば、自然と慣れて来るはずです。

また、TOEICテストの過去問をおこなうときも、こうした形式の問題の場合全文を読まずに『キーワードを絞る』→『Scanning』をおこなうといった手順でやることを心がけていれば、次第に慣れてくるはずです。

肝心なのは、日々の習慣として『英語のインターネットサイトを活用する』ということを取り入れることです。

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