TOEICでの速読を可能にする音読学習法。英語はリズムで覚えよう

前回、TOEIC600点、いわば英語の基礎レベルに達するためには速読が効果的だという記事を書きました。

長文問題は言わずもがな、文法問題も一問をいかに早く読むのかというところが重要になってきますし、リスニングのテストにも以下のように実は速読の要素はふんだんに組み込まれています。

その中のファクターとして、語彙、文法、慣れ、と3つ提示しましたが、これらは個々に勉強するのではなく、まとめて勉強してしまった方が効果的です。

以下、語彙、文法そしてリーディングへの慣れを習得できる、いわば『速読のための道しるべ』となる『音読勉強法』について解説していきます。

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すべての基礎は「読解」から

大学のときの教授の話ですが、青年期の学力は、幼少期からの読書量に比例すると述べていました。数学の定理にしろ、物理の公式にしろ、根底にあるのは『日本語の論理力』です。Aである、ゆえにBである、といった基本的なロジックを身に着けておけば、プレゼンであろうと数学であろうと、あらゆる場面において活躍することが可能です。

さて、この理論は英語にも当てはまるわけで、基礎である読解ができなければスピーキングやリスニングは身につき辛いものです。もちろんリーディングだけやっていてはバランスが悪いのですが、語彙や文法を効率よく勉強できるリーディングが、初期の英語学習においては重要な要素になってきます。

リーディングに関するヒントは以前色々と書きました。例えば必要情報を拾うのであればSkimming,お目当ての語彙を拾うのであればScanningなど様々なテクニックがあります。

skimming(スキミング)とは、平たく言うと『文中の重要な情報だけを拾い集める』技術のことです。ある英語のサイトによると、Skimmingは以下のように定義されています。

scanは英語で『探るように見る』『レーダーなどで走査する』『(新聞などを)ざっと見る』など様々な意味合いをもっていますが、ここで使われている『scanning』の意味は最後の『(新聞などを)ざっと見る』として使われます。

ただし、これらはあくまでテクニックに過ぎません。いうなればサッカーで右回転をつけるテクニックとか、基本+アルファの要素ですので、その前提としてやはり基礎的なリーディング体力が必要になってきます。

その基礎的なリーディング体力をつけるもっとも簡単な方法が『音読』です。

英語基礎学習向けのもっとも単純な勉強方法は『音読』である

以前も少し記事の中で触れたことがありますが、今回はより詳しくこの音読についてふれていきたいと思います。

基礎トレーニングは重要です

音読によって英語の基礎は自然に上達可能

小学生の時、恐らく国語の教科書を授業などで音読された覚えがあるかと思います。あれは実際に外国語の勉強でも効果的で、体のいろいろな器官を使った勉強はそれだけ頭に残りやすいということで、単に目で追うよりも耳、口、目を使った音読のほうが勉強には適しているというわけです。

最も、最初から音読を始めるよりも、一旦目で追って理解する方法をおすすめします。以下のスキームでの音読が効果的でしょう。

  1. 文章を一旦通して読む(分からない単語には線を引いておく)
  2. 読み終わった後、分からない単語を辞書で調べる
  3. 今度は最初から最後まで通して音読してみる

以下、それぞれの解説です。

1.文章を一旦通して読む(分からない単語には線を引いておく)

最初の段階では、辞書も何も無しに試験と同じような形式で1pか2p程度、自分の集中がある程度続くところまで読み進めてみましょう。

ここでは、分からない単語や文法にはあまりこだわらずに、日本語の本を読むように流れるように読んでいきましょう。分からない部分などは繰り返して読んだりせずに、傍線を引っぱっておいて後から読み返して問題点が分かるようにしておきます。

2.読み終わった後、分からない単語を辞書で調べる

一通り読み終わってみたら、2順目に突入します。この『1.文章を一旦通して読む(分からない単語には線を引いておく)』と『2.読み終わった後、分からない単語を辞書で調べる』のプロセスは必ず同日中におこなうことが大切です。

復習は必ずその日のうちに

というのも、脳の働きでは最初の一日を過ぎると脳はあっという間に昨日のことを忘れてしまうので、新しい単語や熟語を覚えるためにもその日のうちに調べて置く必要があるのです。

また、単語だけでなく、分からない言い回しや文法があれば、文章の構造をSVOなどで分解して考え直してみましょう。とりあえずこの2順目の読解では、精読を心がけるようにします。

基本的に英語は全てこの枠組み内で構成されているといっても過言ではないので(スラングや慣用句など、一部例外はありますが)、このパターンさえ知っておけば、たとえ意味の分からない文章に遭遇してしまったとしても、落ち着いて文型を考えることで、意味を理解できるようになります。

3.今度は最初から最後まで通して音読してみる

さて、このプロセス3に関しては上述のプロセス1.2と必ずしも同日に行う必要はありません。むしろ翌日やったほうが、昨日の復習の復習になるので、効果的です。

このプロセス1~3までを1セットで考えるなら、全て終えるまで慣れるまでは一時間程度要するかもしれません(単語のチェックなども含めると)。仕事で時間があまりないという方は、プロセスを削るのではなく文章の長さを削るなど工夫しましょう。

音読勉強法を長持ちさせるための工夫

さて、英会話などと違ってこの勉強法はこてこての『勉強』です。英語力向上の楽しみを除けば、あまりやっていて楽しくない勉強方法の一つだと思いますが、それでも初期の英語基礎能力を身に着けるためにはもっとも簡単なやり方だと思います。

人間、誰しも楽をしたいので、受験勉強でもない限りこうした面倒な勉強は長続きしないケースが非常に多いです。ですので、この勉強に関しては『いかに日常に組み込むことができるか』が重要になってきます。

英語の音読の勉強法は、日常に組み込んでしまう

日常に組み込むとはどういうことかというと、文字通り毎日の『歯磨き』『シャワー』『ゴミ出し』『洗濯』といったルーチンワークの中に組み込んでしまうと言うことです。

例えば、仕事中であれば夜は会議や残業や飲み会などで時間が中々読めませんので、個人的には勉強時間帯はを押します。朝の30分間を必ずこの音読にあてる、と決めておいて、毎朝30分だけ早く起きるようにすれば、朝から頭も回って仕事の効率もよくなります(朝慌てることも無くなります)。

特にありがちなのが、年始などの目標で『今年は必ず英語を話せるようになるぞ』と意気込んで、毎日1時間とか2時間とか不可能な目標を定めてしまい、案の定一週間ともたずに根負けしてしまうケースです。

どこかの心理学者が言っていましたが、日常とあまり乖離のある目標は必ず達成不可能だそうで、それよりも続けられそうな範囲でコツコツと勉強していくやり方をおすすめします。最初の2~3ヵ月は困難な時期が続きますが、それさえ乗り切れば英語が理解できてやがて楽しくなってきますので、最初だけ辛抱しましょう。

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