TOEICはどこまで有用?海外の大学や企業における普及率とは

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日本の企業はTOEICを使うが、ヨーロッパなどではTOEICはあまりメジャーではない、という認識が広く伝わっていますし、否定はできません。

海外ではTOEFLやIELTSやCambridge Examなどが優勢で確かにTOEICの知名度は低いように思えます。では、TOEICのスコアは海外ではまったく役に立たないのでしょうか?

今回は、その疑問を調べてみました。

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海外におけるTOEICの立ち位置

前提として、本家のTOEICと日本版のTOEICは運営会社が若干違います。また、運営されているサイトもだいぶ異なり、英語バージョンのほうは日本版とは違った情報が載っています。

日本のTOEICでは主に『日本でTOEICを採用している企業』『日本でTOEICを採用している大学』という側面でサイト上の情報をあつめていますが、本場のTOEICのサイトでは世界でTOEICを採用している企業、というデータがのっていました。

実際には日本、韓国でのみ行われていると思われがちですが、意外にも外資系などがこうしてTOEICを使用する例があるそうです。

もっとも、英語圏というよりは、英語圏に本社を持つ企業が、アジアや南米などで社員を現地雇用する際の指標、として扱われることが多いようですが、それでも完全にゼロというわけではありません。

以下、本家のサイトや海外の記事などから、海外におけるTOEICの効用、という切り口でいくつか抜き出してみました。

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学校などの採用実績

日本の大学の採用実績は以前紹介しました。

大学院入試に英語を設けてある大学院は、TOEICの点数をもって英語試験を免除する研究科があります。全部は掲載できませんが、一部主要なところを抜粋して掲載いたしますので参考にしていただければと思います

大体、日本の大学ではTOEICで600~700点もあれば評価の対象になるケースが多いですが、では海外ではどのような扱いなのでしょうか。以下、TOEIC本家サイトからの引用です。

The Commission des Titres des Ingenieurs in France recommends that students in French engineering schools attain a TOEIC score of 750 before graduating. TOEIC test scores helps employers hire qualified candidates who can compete globally.

『フランスの「des Titres des Ingenieurs」委員会は、フランスのエンジニアリング学校の生徒に、卒業までにTOEIC750点を獲得するように推奨している。TOEICは雇用主が、世界と戦っていけるような有能な志望者を雇用する助けになる。』

フランスの技術者学校では750点が推奨されているようです。また、別の記事ではFrench-Canadian Business School が卒業までにTOEIC750点取得を義務付けている、という記事もありました。

海外の企業でのTOEIC採用

海外の学校でのTOEIC採用

また、チリの専門委員でも、大学院生をターゲットに、TOEICのスコアに応じてより良い条件の仕事につくための手助けをする、と書かれています。

ちなみに、日本のように大学の受験などでTOEICを持っていたら有利になるのか、あるいは大学院受験の英語要件で認められるのか、ということに関してはあまり期待ができません(IELTSがもっとも優勢で、ついでTOEFLが認められます)。

ただ、以下のサイトに世界各国のTOEICを認めている大学情報が載っていますので、参考にしていただければと思います(なぜかギリシャの大学が多いですが)。

Universities abroad use the TOEIC® for entry into their English-speaking undergraduate and graduate programs and for placement in their English classes. They also use the test to measure their students’ progress and to provide them with a reliable, internationally recognized certificate.

『海外のいくつかの大学が、TOEICを以下の用途で扱っている、例えば、英語を使用する学部への入学条件、卒業カリキュラムへの組み込み、あるいは授業で取り扱うといった形である。また、これらの学校は同様に、生徒の進捗状況を図るために、あるいは信頼のおける、かつ国際的に評価のされた終了書を授与する目的などで使われる。』

参考サイトは以下のものです。

http://www.hau.gr/?i=examinations.en.who-recognizes-the-toeic

ただ、この参考サイトをみていただければ分かるように、イギリスの大学ものっていることはのっているのですが、あまり数は多くなく、有名どころも多くない状況です。

ですので、もし海外の大学受験を考えているなら、無難にIELTSやTOEFLを受験することをおすすめします(TOEICが無意味というわけではないでしょうが、上記のテストに比べると弱い感じは否めません)。

会社などの採用例』

企業に関しても、海外の企業は『英語が話せる』ということが大前提で物事がすすみます。

TOEICのスコアというか、そもそも面接の場などで英語がどのくらい話せるのかを試される場合がありますし、よくある『文法はできるけど話せない』ような人は受け入れられません。

とはいえ、以下のように本国以外に支店を持つ会社がTOEICを指標にすることは少なくないようで、特に南米やアジアに進出している企業がTOEICを現地採用者に向けて行うようです。

以下、スターバックスの例を一つ取り上げてみましょう。

It is imperative that Starbucks’ employees have a working knowledge of the English language in order to communicate with overseas partners and offices. Starbucks Brasil has begun using the TOEIC® Listening and Reading test as an audit tool for its top and middle management, requiring that select employees take the test before and after a 120-hour guided-study programme.

『スターバックスの従業員にとって、英語スキルを身に着けることは海外の同僚や支社とコミュニケーションするうえで必須である。スターバックスブラジルは、TOEICのリーディングとリスニングテストを昇進条件に加えることにした。選抜された社員は、120時間のプログラムの前後に受験することとなる。』

これはブラジルの支社の例なので、本国の会社などでどのように扱われているかは不透明です。上述したように、やはり南米、アジア地域の英語を母国語としない人々の、英語能力をはかる一つの指標として使われることは少なくないようです。

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こうした海外におけるTOEICの動向は、以下のサイトから他にも読むことが可能です。平易な英語で書かれていて、リーディングの勉強にもなると思いますので、お時間ある際にでも試してみたらいかがでしょうか。

http://www.etsglobal.org/Global/Eng

今回はこの辺で終了です。

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