英字新聞は英語のリーディングの終着点:読む際のコツと新聞の流れ

新聞

私の思う英語のリーディングの到達点は『英字新聞がすらすら読める』だと思います。これができるようになれば、日常の英語レベルをはかるTOEICに関してはそこまで苦労しないはずです。

今回は、その英語のリーディングの目的地でもある英字新聞の読み方についてまとめていきます。

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英字新聞の難易度

難易度でいえば一部のイギリス文学(例えばシェイクスピア、シェリー、ジェイムスジョイス等)はもちろん英字新聞よりも難解ですし、学術書など新聞よりも上に位置する難易度のものはたくさん存在します。

また、一概に新聞と言っても大衆紙と経済紙、あるいはゴシップ記事と政治欄ではこれまた難易度も語彙も違いますが、その辺は日本語と同じだと考えていただければと思います。

文学や学術書は母国語と言えども教養によりますし(例えば文系の私には素粒子やリーマン予想の本など読んでも意味がわかりません)、政治や経済記事を理解できる人、できない人もばらつきがあるはずです。

ただ、あくまで日常生活、あるいは一日の仕事の流れの中で必要な語彙という面で見れば新聞の一面の記事を読めるかどうか、という尺度である程度はかれます。それ以上は、専門分野や興味に応じて深めていけばよいでしょう。

もっとも、英字新聞に必要な語彙力は最低でも5~6000程度と言われていて、TOEICで900点以上をとるのに必要な語彙がおおよそ5000程度ですので、辞書なしで読もうと思ったらそれ以上の水準が求められると言うことになります。

ちなみに、新聞やニュース、ラジオなどに使われる英単語数は5~6000個と言われていますので、やはりそれらを活用するためにはTOEICでいうと最低でも800点レベルは必要ということがわかります。

逆に言えば、TOEICで900点以上程度とれるのであれば新聞なども読めるようになりますので(実際には少し乖離がある実感ですが)、TOEIC900点が一つの中級と上級を分ける壁のようなものにもなっています。

最も、上述のお話は単語数のことですので、辞書を使って読むのであれば900点以下でも読むことができます。

あくまで個人的な実感ですが、TOEIC6~700点であれば時間をかけ、かつ辞書を使えって英字新聞の7~80パーセント理解可能、TOEIC800点では辞書を使って8~90パーセント理解可能、900点では辞書ありで95パーセント、なしで80パーセントくらいの印象です。

ですので、英字新聞を勉強の道具にするためは、まずは最低でも6~700点程度は用意しておきたいところです。

実際に英字新聞を読むさいの心構え

さて、いったい何をもって『英字新聞を読むことができる』と見なせるのでしょうか。私は例えば辞書なしで英字新聞を読んでも、100パーセント新聞の内容を理解できないことがあります。

ただ、100パーセントでなくても90パーセント以上理解できていれば、よほど一言一句が重要な契約書とかでない限り、記事全体の概要はつかめますし、せいぜい1センテンスに1つ、知らない単語がでてくる程度であれば推測してなんとかなるはずです。

要するに、文学書や哲学書を読んでいるわけではありませんし、翻訳家のように一言一句に拘る必要もありませんので、あくまで我々が英語新聞を読む際には『情報として90パーセントくらい理解できる』かどうかでいいはずです。

繰り返しますが、我々は言語学者のように100パーセント完全な翻訳を求められているわけではないことを頭に入れておきましょう。さて、それを踏まえて以下の例をみていただければと思います。

BBCニュース

BBCニュース

Police storm two hostage sites

『警察が2つの人質拠点を攻撃した』

(引用元:http://www.bbc.com/news/world-europe-30752239)

BBCから時事ネタを引っぱってきました。まず英字新聞を読む際の注意点としては、必ず『タイトルを読む』ことです。タイトルを読んでおきさえすれば、このアーティクルが何について書かれたことか予想がつき、その結果文中の分からない単語もある程度イメージできるようになります。

必ずタイトルに目を通し、何について書かれている記事かを考える

例えば、以下の最初の一文を少し見てみましょう。

Two brothers suspected in the Charlie Hebdo magazine shootings died in an assault at a warehouse where they had been holding a hostage north of Paris.

この中でassaultとwarehouseは多少難しい語彙かもしれませんが、上述のようにこの記事が『警察の攻撃』ということを念頭に置いておけば、その2つの単語が分からなかったとしてもそこまで問題ではありません。

『「Charlie Hebdo」社襲撃の容疑がかけられている兄弟二人が、人質を取って立て籠もっていたパリ北部の××で、警察による××の末死亡した。』

assaultとwarehouseを××の伏字にしてみましたが、これでも文章の意味は理解できると思います。ちなみにassaultは攻撃、襲撃、warehouseは倉庫、問屋、といった意味です。

この調子で最後まで少し読んでみましょう。

In the second incident, anti-terror forces stormed a supermarket in eastern Paris where several hostages were being held by a gunman. Four hostages there were killed prior to the police assault, reports say. The hostage taker at the supermarket is believed to be linked to the two Charlie Hebdo suspects. After the police operation started, several hostages could be seen leaving the Hypercacher supermarket. Two police officers were injured in the rescue operation, AP reported. A hostage at the warehouse in Dammartin-en-Goele, 35km (22 miles) north of Paris, has also been freed, while a police officer at the scene was injured, AFP news agency said.

『また第二の事件に関しても、警察がパリ東部で武装した男に占拠され、人質を取られていたスーパーを強襲した。報告書によると、4人の人質が、警察が踏み込む前にすでに亡くなっていたようであり、このスーパーマーケットの立て籠もり犯は、Charlie Hebdo社襲撃犯2人の関連者であると考えられている。また、警察の突入後、数人の人質がハイパーキャッチャー(スーパーの名前)から脱出したとみられている。この救出作戦の中で、2人の警官が負傷したとAP通信が伝えている。また、パリ北部22kmに位置する倉庫に捕えられていた別の人質も、警官がその現場で負傷している一方、すでに解放されている。』

さて、冒頭で書きましたが、私が思うリーディングの到達点は『新聞をすらすら読むこと』であり、すらすらとは辞書なしで90パーセント以上理解することだと思っています。

そして、90パーセント以上理解したかどうかは、なかなか自分では分かりにくいもので、100パーセント理解した気になっても、実際のところ70パーセントしか理解していなかったり、根本的な文章の意味をはき違えていた、ということも多々あります。

自分がその記事を本当に理解したかどうか確かめる最良の方法の一つが、その文章を要約、あるいは誰かに説明してみることです。

記事の理解度を確かめるには、誰かにその記事の内容を伝えてみることで分かる

やってみると分かりますが『人に伝える』という行為は、数学の勉強にしろ、仕事の内容にしろ、自分が100パーセント近く理解していないと難しいもので、特に英語の記事の場合『5W1H』や『時系列』が曖昧だとまったく伝わりません。

もし、英語の長文が苦手で、それぞれの文章の意味は理解できるのに、通してみると何を言っているのかさっぱり、という方はこの『要約』が苦手だということです。

要約の方法は、以前上述の記事に書きましたが、あとはオンライン教材などを使って誰かに口頭で伝えるやり方もお薦めです(その場で一緒に読んで、記事の内容を説明するようなやり方でもいいです)。

今回は、英字新聞を読む簡単なコツと到達点についてまとめました。次回は具体的な英字新聞や、戦術についてまとめていきます。

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