時間との勝負!TOEIC長文読解(reading)のコツ

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今回は、TOEICの長文読解にも役立つと同時に、その他の英文を読解する際にも役立つような読解術についてまとめていきます。

TOEICだけに特化した長文読解が身についても面白くないので、やはり様々なことに応用できる方法を知っておいた方がよいでしょう。

文章読解のこつ

例えば、日本語のものでもいいのですが、難しい経済や法律のページや本などを読む際に、皆さんはどんな読み方をしますでしょうか?

一文一文、区切って分かるまで読むやり方でしょうか?それとも、一旦最後まで読んで、それからまた最初から読むような形でしょうか?

この場合、後者の『分からないところもひっくるめ、最後まで通して読んだ後に、再び最初から読む』やり方の方が、理解できないものを理解するためには有効だと言われています。

我々は、初見の物に対しては理解まで多少の時間がかかります。例えば、小説などの読みはじめは中々その世界に入り込めなくても、50ページも読んでいくうちに、次第にその世界に入り込み、理解が深まるといった経験はありませんでしょうか?

長文の初心者は、まずは文章の主旨を理解することをこころがける

それと同じで、我々の脳は真新しいものには拒否反応を示しますが、一回でも触れたものは理解が早くなります。そのため、分からないところがあったら一回飛ばして読んで、改めて最初から読むと、一文一文読んでいくよりもずっと理解が深まるというテクニックです。

TOEICの長文読解

さて、ここからTOEICの長文読解の話に移っていきますが、TOEICの長文読解においては小説や学術書のように何ページも読ませるようなお題が登場するわけではありません。

そこそこの長さで区切られた長文を、いくつか読む、といった形ですので、それなりの正確さと、素早さが求められてくるような仕組みです。

なので、一々分からない単語などがあったからといって、そこの文章の読解に手間取っている時間もありません。

それよりも、一番大切なのは『この文章は何を言わんとしているのか』ということを最初に見極めることです。

つまりこの文章の『テーマ』は何であるかをまずは理解することが肝心です。これを行うことによって、長文の中にある程度方向性が定まります。

例えば、TOEICのメール文であったら『謝罪のメールなのか』それとも『アポイントのメールなのか』を知っておけば、文中に知らない単語が出てきたとしても、文章の流れで自ずと『あ、この動詞は謝罪を表しているな』などと推測することが可能になってくるのです。

もし長文読解にあまり自信のないかたは、以下の手順で、TOEICの長文を読解するとよいでしょう。

  1. 長文のそれぞれのパラグラフの第1段落のみを素早く読む
  2. 文章の大まかな流れを理解したのち、文章の読解に取り掛かる

もっとも、上記の1の前か後に、以下のような項目をはさんでもいいかもしれません。

文章を読みだす前に、問題の選択肢に目を通しておく

この『※』をおこなっておけば、文章を何度も読み直す必要がなくなります。ただ、私は先入観にとらわれると文章が読みづらくなるのでこの『先に選択肢を読んでおく』戦法はあまりつかいませんが、何度かやってみてしょうに合うようであればそうしてみてもいいでしょう。

視点を変えてみることで見えてくる物もあります

視点を変えてみることで見えてくる物もあります

具体的な長文のテーマの見極め方

さて、ここから具体的な『長文のテーマ』の見極め方についてまとめていきたいと思います。

そして、テーマの方向性を見極めるうえで重要なのが、各段落ごとの最初の一文に注目すると言うことです。

文章を要約する上で肝心なのは、各段落ごとの最初の一文

例えば、以下にいくつかの段落の最初の一文を抜き出してみました。最初の一文だけでも、おおよそ何についてのコラムだか理解いただけると思います。

It’s one thing for a retail business to say it’s going to start accepting bitcoin.

『小売業について述べることがあるとすれば、ビットコインが受け入れられ始めているという事実だろう。』

例えば、ある記事がこのような一文で始まっていたとしましょう。この先の展望はまだわかりません。記者はビットコインに反対するのか、賛成するのか、それとも事実を客観的に淡々ととらえるのか(Wall Street Journalからの抜粋です)。

ただ、少なくともこれだけで、この記事においては『イスラム国家の展望』でも『エボラ熱の拡大』でもなく『ビットコイン』の記事が取り上げられることが想像できます。さて、この後すぐにその続きを読むのではなく、パラグラフ2の段落初めをみてみましょう。

We were intrigued by a story online, reporting that Denver-based precious metals dealer Amagi Metals said that by the end of 2016, it will no longer accept dollar-denominated business, and will do all of its business in cryptocurrencies.

『我々は、ある記事に興味を惹かれた。その記事の中で、レアメタルディーラーのアマギという会社が、「2016年の終わりまでに、ドル基軸のビジネスはすでに取り入れられていないだろう、そしてすべての仕事は、「仮想通貨」によっておこなわれるだろう」と述べていたのだ。』

次の段落の最初で、今度はあるレポートに対する記事の紹介に移りました。次に、以下のようなパラグラフが続きます。

Yeah, it’s pretty right. “I’m a big advocate of sound money,” CEO Stephen Macaskill told us over the phone.

『もちろん本当さ!僕は健全な通貨の支持者だよ』CEOのステファンは我々に電話越しにこう言った。』

前回の段落では、仮想通貨を書いたレポートについての内容であったため、この段落ではそのレポートの作者に連絡し、取材を申し込んでいるのだとイメージがわきます。

Okay, that’s fine, that’s his opinion. But that’s different than stating you won’t accept dollars.

『OK、なるほど。それは彼の意見だと思うが、君のドルを受け入れない、という考えとはまた違うだろう。』

ここから、内容が会話口調に変わっていますので、おそらく前回の電話の相手とのインタビューに成功したのでしょう。

ここから先全部は載せませんが、ここまでの流れで、

  1. 『ビットコインの紹介』
  2. 『仮想通貨について書かれたレポートの紹介』
  3. 『CEOのステファンとの電話』
  4. 『ある人とのドルについての会話』

といったことが分かりました。ここまでで、おおよそ『何に対して』『どのような形式で』書かれた文章だか理解いただけたかと思います。

その『どのような文章か』を漠然とでもいいので知ることが、長文を読解するうえで重要な役割を果たすことになります。

この『何の文章か』を理解しておけば、自ずと、多少わからない単語が出てきたとしても理解できるようになります。

とくにTOEICは時間との戦いでもありますので、最初の30秒程度で『この長文は何について伝えようとしているんだろう』と知っておけば、かなり有利になります。

ちなみに、今回使用した記事の全文は下記サイトで読むことが可能です。

BitBeat: Bitcoin Accepted Here; Dollars, Not So Much

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