海外の日系企業でキャリアアップを!知っておきたいメリット・デメリット

国内では知られていませんが、海外では割と大手の企業が現地募集をかけるケースがとても多いです。といっても、日本の新卒採用のように何百人も採用するわけではなく、現地語や英語の堪能なものを1名採用する程度ですので、狭き門ではあります。

今回は、海外の企業に就職するよりも難易度の低い『海外の日系企業』で働くことについてまとめていきたいと思います。

スポンサーリンク


海外の日系企業とその役割

東洋経済によると、日系企業の現地法人数は24000社と言われています。進出先の上位10までの国のうち、8つがアジア圏の国々で、中国における現地法人の数が断トツで多いです。

世界に進出している日本企業の海外現地法人数が2万3858社に上ることが明らかになった。東洋経済は上場企業など国内有力企業を対象に1967年から海外進出企業に関する調査を行っているが、このほどまとまった最新の第41回調査結果による。

アジア以外でランクインしているのはアメリカとイギリスですが、インドやシンガポール、タイといったアジア圏の国々が軒並み順位をあげてきているので、次第にその順位がさがってきています。

とはいえ、この統計は2012年のことですので、現在は円安でどうなっているのか少し分かりません。ニュースなどでも工場の国内回帰が取沙汰されていますので、もしかしたら海外進出は鈍化しているかもしれません。

さて、具体的に海外に進出した日系企業が何をしているのかというと、例えば『製造業』や『飲食』あるいは海外子会社のマネジメントなどを軸に据えて活動することが多いです。そうした日系企業が増えて来た地域には、コンサルタントや美容院やらサービス業が追随して進出してきますが。

製造業は、先進国と発展途上国の場合とでタイプが分かれますが、先進国の場合は先進国の技術を生かしたものづくりや、日本への輸入を請け負っており、逆に発展途上国における製造業では安価な労働力を活用したモノづくりを行い、日本へ逆輸入したり、近隣諸国に販売したりします。

前者、後者のパターンとも英語は多くの職場で必要ですし(お飾りのオーナーなどの場合、必ずしも必須ではありませんが)、この後者のパターンでは、付け加えて現地人とのコミュニケーションが必要となるため、現地語も必要とされる場合が多いです。

また、飲食などでも日本である程度の投資家を募って、海外に日系のレストランを経営し、主にラーメンや寿司バーなどのコンテンツを主軸に徐々に展開していく形になります。

ですので、海外の現地法人で求められる日本人というのは、現地との折衝役(通訳兼)であったり、現地の飲食店やホテルのオーナーであったり、あるいは現場の取り締まり役だったりという形です。

海外の現地法人の待遇

さて、海外で働くなんてインテリジェントな仕事ですので、給料も待遇も相当いいのではないかと思いますが、場合によっては実際にそこまでよくはありません。あくまで現地の人と日本人との中間程度の給料ですし、日本の福利厚生を享受できない場合も多くあります。

例えば、東南アジアで商社や企業の折衷役をやるのであれば、1000ドル~2000ドル程度です。大手であればあるほど、前職の経験や現地での経験年数が物をいいますので、このクラスの高給にありつけるのは一握りで、実際には1000ドル以下でも現地の物価水準から鑑みたらよい方ではあります。

実際に、以下のようなサイトで海外における日系企業の求人募集を紹介していますので参考にしてみましょう。

workingu abroad

workingu abroad

http://workingabroad.daijob.com/

北米やヨーロッパの求人となると、給料も年収ベースで800万円近くになります。その分難易度も跳ね上がり、特定の分野での勤務経験5年以上(経理など)や、TOEIC900以上や、機械的知識の有無などが求められるようになってきます。

現法の求めるTOEIC力

現法の求めるTOEIC力


(引用:Working Abroadホームページ)

ただし、こうした求人広告は、あくまで日本語のインターネット上で閲覧可能なものだけですので、実際に現地に行けばもっと面白い求人は色々と散見できます。例えば、アジアに視察に来た社長の通訳をしたら気に入られて、そのまま現地の工場長に任命された日本人います。

こうしたインターネット上で閲覧可能な求人広告以外にも、現地の大学内やフリーペーパーなどで募集をかけているケースもありますので、全部が全部、ここまでタイトな条件であるわけではありません。

海外で働くことのメリットとデメリット

海外で働くことは会社の華のように言われますが、実際のところはどうでしょうか。もちろん、他の仕事と同じようにメリットとデメリットが存在しますので、以下まとめていきます。

メリット

海外経験と英語のスキルが身につくと言うことが大きいです。といっても、職種によってはずっと日本人ばかりと折衝していて、結局3年海外に滞在したけど英語も現地語もまったく勉強できなかった、というような人も見受けられます。

また、現地の税制や労務法などを知っているのといないのでは仕事の質にかなり開きが出てきますし、つまるところ海外に出ようが出まいが、自身の努力が必要であることにはあまり変わりがないのです。

デメリット

基本的には海外での生活を余儀なくされますので、まずは日本の人脈と疎遠になることは覚悟しなくてはいけません。プラスアルファ、別段アメリカ映画に出てくるようなきれいなオフィスでキレイなお姉さんと一緒に働くような環境ではなく、結構泥っぽい仕事が多いので、幻滅する人が多いと言うのも現状のようです。

家族連れの場合はお子さんを海外の日本人学校に通わせる必要がありますし、慣れない環境で家族だけ日本に帰国し、結局単身赴任状態になるケースもよくありますし、体調を壊すケースもあります。

新卒と海外勤務

旅行で行けば我々はお客さんですが、海外に行くとそうはいかないので、やはり現実と幻想とのギャップに苛まれる人があとを絶たないと聞きます。

また、特に大卒者向けにも海外勤務の求人がなされていることがありますが、これは中途採用以上に『地雷』である可能性が高い求人広告です。上述したように、代替可能なお飾りの飲食オーナーを募集しているケースが高く、そうした場合福利厚生も特段認められず、名前だけで過酷な労働を迫られます。

大手のメーカーなどは海外経験を優先させて、入社から1~2年以内に海外に赴任させる研修がありますが、そうした大手の対応はもちろんしっかりとしたものですので問題はありませんが、無名の求人広告にはかなりの確率で怪しい要素が含まれていることを知っておきましょう。

スポンサーリンク

コメントを残す



このページの先頭へ