TOEICリスニング攻略:応答問題は最初の一語に注意しよう!

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前回に引き続き、TOEICリスニングパートのまとめです。

今回は応答問題についてです。リスニングパートの中でも特にここで点数を稼げるか否かが、TOEICの点数に直結してきます。

応答問題(Question and Response)

この問題の中では、問題文も写真も用意されていません。1つの質問が放送されたのち、3つの短いそれに対する答えが放送されるので、どの答えが適切か解答する仕組みです。

前回の写真描写問題と同様、この応答問題においても、出題者はこちらをひっかけるために様々な工夫をこらしてきます。

ひっかけ問題に引っかからないためにも、まずは、前提として以下のことに必ず気をつけるようにしましょう。

必ず質問の最初の一語に注意する

ここで、基本的には応答問題においては『疑問文』が投げかけられます。疑問文は、通常以下のいずれかの方法でなされます。

  1. DoやAreなどではじまる一般疑問文
  2. 5W1Hで始まる疑問文

TOEICにおいては、この2つの違いを明確に識別する必要があります。以下、それぞれの説明です。

1.DoやAreなどではじまる一般疑問文

つまり『Yes』または『No』で答えられる疑問文のことです。

簡単な例をあげると、以下のような形です。

  • Do you have a dog?
    (あなたは犬を飼っていますか)
  • Are you single?

(あなたは独身ですか?)

こうした質問に対し、我々はYesかNoで答えることができます。

A:Do you have a dog?(犬を飼っていますか?)
B:Yes, I have.(はい、飼っています。)

ある程度のTOEICの問題は、これで振るいにかけることができます。例えば、Why~で始まる疑問文に『Yes』で答えていたら明らかに不自然です。

この法則を応用した一番簡単な例が以下のようなシンプルな問題です。

Did you fax the invitation to your friends?

A) I’ll type it afternoon.
B) No, I sent it by email.
C) I called my brother.

質問文はDid~で質問されているので、YesかNoかで答えるのが自然な流れです。
(日本語訳は『友達に招待状をファックスしたの?』)

A) I’ll type it afternoon.(午後にタイピングするよ)は『type』という単語とFaxという単語を微妙に連想させていますが、Faxをタイプするというのは意味がおかしいので不適です。

C) I called my brother.(お兄さんに電話した)は『called』という単語とFaxという単語を連想させていますが、これも意味がまったく不明です。

正解はB) No, I sent it by email. (してない。メールで済ませた)ということになります。

ただし、これはあくまで一般的な文法ですので、TOEICではしばしばイレギュラーな問題が出題されることがあります。DidやAreで疑問文が始まったので正解は『Yes』や『No』ではじまる文章だ!と機械的に答えてしまっては痛い目にあいます。

次に、以下の例を見てみましょう。

I’d like to have a word with you. Are you free for lunch?

A) I have nothing planned for this Friday.
B) I’m busy at the moment.
C) That’s fine. I’ll see you then.

これは『お話したいのですが、お昼休み暇ですか?』と『Yes』か『No』で答える疑問文であるにもかかわらず、答えの選択肢に『Yes』も『No』も無いパターンです。

TOEICのリスニングではこのパターンが非常によく出題されます。ここで、パニックにならずに一つずつ落ち着いて考えてみましょう。

A) I have nothing planned for this Friday.(金曜日は特に予定が無いです)は、お昼のことを聴かれているのに金曜日の回答をしている時点で明らかに不正解です。

B) I’m busy at the moment.(今忙しいんだ)も、お昼のことを聴かれているのに『今』と回答しているので、質問者の意図をくんでいません。

C) That’s fine. I’ll see you then.(いいね、じゃあまた会おう!)は、唯一『お話したい、お昼に会わない?』という質問者の意図をくんで『いいね(いいアイデアだね)』と言っています。

YesかNoかでは答えていませんが、そのあとの『I’ll see you then(じゃあまたすぐ!)』という表現を見れば、回答した側には明らかにお昼を一緒する意図があるので正解は(C)ということになります。

こうしたひっかけ問題を見抜けるようになれば、TOEIC全体で800点を越えられるようになります。

Are you free for lunch?

Are you free for lunch?

2.5W1Hで始まる疑問文

念のため確認ですが、5W1Hとは『Why,What,Who,When,Where,How』のように『なぜ、なに、だれ、いつ、どこ、どのように』から始まる疑問文で、これに関する答えは『Yes』と『No』以外でおこなわれます。

いくつか例をあげると以下の通りです。

  • When is it convenient for you?
    (いつが都合よいですか?)
  • What is your attitude to the accident?
    (その事故に関するあなたの意見は何ですか?)

これらの質問に、回答者は『Yes』『No』ではなく『具体的に』答える必要があります。例えば、上の例でいけば『いつ』と聞かれているので『土曜日』『明日』『15日』『まだよていが決まっていない』といったように、具体的な返事をしなくてはいけません。

ですので、問題文の一番最初を聴いて『5W1H』で始まる疑問であるにもかかわらず、選択肢のアナウンスが『Yes』や『No』ではじまっていたら、それは明らかに不正解です。

5W1Hの疑問文にYesやNoで返している返答は問答無用で不正解

もっとも、こんな簡単な選択肢は中々でてくることはありません。他の問題と同様『紛らわしい選択肢』がでてきますので、以下それらの具体例を少しみてみましょう。

How many students are coming to the lecture?

A) I don’t think professor is coming.
B) There were 100 students there.
C) At least 50 students.

文で起こしてしまえば分かりやすいのですが、これが実際にアナウンスされるとなると、かなり注意をしなくてはいけません。

まず、今回の疑問文は『How many』で始まっているので、数を問うている疑問であると分かります(日本語訳:講義には何人の生徒が来るのですか)。

ただし、選択肢の中に『数』を扱っている選択肢が2つあり、ともにstudentsに絡んだ内容になっていて、非常に紛らわしいです。

A) I don’t think professor is coming.(私は、教授は来ないと思う)は、生徒のことを聴かれているのに、教授のことを言及しているので、すぐに間違いだと分かります。

B) There were 100 students there.(そこには100名の生徒がいた)のような選択肢は問題です。これは、数字を扱っていて、かつ生徒のことにも言及しているのですが、質問とかみ合っていないことがわかります。

これは、アナウンスを正確に聞き取れないと正解が分かりませんが、最初の『There were』が聞き取れれば『何人来るの?』と聞かれているのに『~いた』という解答は不自然なことに気が付きます。

C) At least 50 students.(少なくとも50人かな)は正解です。このように、話し言葉ではたびたび動詞が取っ払われて文型の枠組みにはまらないものがありますので注意が必要です。

ただ、このように重要なのは疑問文の『最初の1語』を上手く聞き取ることで、最低でもそれさえ気をつけておけばTOEIC600点までは簡単に伸びます。

あとは、練習問題を積み重ねて、なんとなく慣れていくことが、TOEICのリスニングに関する手堅い攻略法です。

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