楽して英語は身につかない:情報教材の罠に陥りがちな人の英語勉強法

person-864804_1920

世の中には多くの情報が出回っています。寝ている間に英語が話せるようになる、聞き流すだけで英語が話せるようになる、云々。今回は、こういった教材など、楽して英語を勉強する方法があるのかを検証したいと思います。

スポンサーリンク


楽して英語を勉強する方法はあるのか:英語を話せないにはわけがある

結論から行くと、これはあるかも知れませんし、ないかも知れません。私自身、全ての怪しい情報教材の一つ一つを試してみたわけではありませんし、もしかしたら中にはヒットするものが無いとは言い切れません。

ただ、私の意見としては『数ある怪しい英語勉強法に手を出して時間とお金を費やすのであれば、その時間を英語の勉強法に費やした方が期待値が高い』です。以前もどこかの記事でまとめたと思いますが、我々がそれなりの英語を話せるようになるために、英語に費やすべき時間はせいぜい1000時間程度です。無駄な教材を10個も20個も試す暇があったら、1000時間英字新聞を読み続けた方がまだましだと、私は思います。10万円を情報教材に費やすのなら、ベルリッツに通う方が絶対にお得です。

ポイント:情報教材の中には本当に英語上達に適したものがあるかもしれないが、数ある情報教材の中からそれをピンポイントで見つけ出すのは不可能であり、かつ効率が悪いので、おとなしく英語の勉強を続けた方が良い

これが、私の意見です。

さて、情報教材の煽りとして『あなたの英語学習法は間違っています!それではいつまでたっても英語は話せるようになりません』と言うのがあります。これは確かに、煽り文句として、英語学習者を不安にさせ、教材を買わせるテクニックかもしれませんが、否めない部分もあります。

というのも、実際に、長年英語を勉強してきて英語が話せないのには確かに理由があるからです。長年、時間とお金を費やしてきたにも英語がさっぱり身につかない、という人の焦りに付け込んで、教材を買わせようとする手法の一つかもしれませんが、そうやって『自分の英語勉強法は間違っているんじゃないか』と心あたる人が多いのも事実のはずです。

こういった文句に惑わされないように、念のため、いつまでたっても英語を話せるようにならないのには、以下のような理由があります、というのを挙げておきたいと思います。

英語が話せない理由 1. 勉強時間が絶対的に不足している

これが多分、一番当てはまる人が多い項目だと思います。アメリカ人が日本語を習得するために要する時間は2000時間程度だと言われていますので、逆も同じだと考えると、日本人も英語を習得するために1000時間勉強する必要があります。

ちなみに、この○○時間という単位は、アメリカの研究機関が行った研究で、みっちりこの時間、教師とともに勉強しています。つまり、ぼけーっと英語の映画を見たり、聞き流しの英語を聞いたり、ただ海外にいる時間を計算に入れてはいけないのです。

さて、ここで、自分たちの人生で、果たして本当に2000時間も英語を集中して勉強したことがあるのかを考えてみましょう。仮に、高校卒業までに1000時間の英語勉強を行っていたとしても、そこから更に1000時間の上積みが必要なわけで、これは、毎日3時間英語を話し続けるか、毎日1時間の英語学習を3年続けるか、という量に相当します。

多分、英語が話せない、と言っている人の中で、本当にこの分の時間を、しっかりとした英語の勉強に費やした人は少ないかと思います。一日30分を仮にオンライン英会話に費やしたとしても、1000時間の英語学習を達成するためには6年近くかかります。

英語が話せない理由 2. 勉強のバランスが悪い

仮に毎日3時間を1年続けても英語が話せるようにならないのには、英語の勉強バランスが悪いことが考えられます。バランスというのは『ライティング』『リーディング』『スピーキング』『リスニング』の4つです。我々日本人がすでに身をもって経験していると思いますが、中高でリーディングだけ勉強してきても、スピーキングは身に付きませんでした。これは、あと1000時間続けようが同じです。

最終的に英語で良いパフォーマンスを出したいと思うのであれば、これらの4つの軸をバランスよく勉強していくことが必要です。リスニングとリーディングはインプット、すなわち新しい語彙や表現を鍛えるのに必要ですし、スピーキングとライティングはアウトプット、それらを的確に用いる術を身に着けるのに必要です。

英語が話せない理由 3. 集中していない

英語のラジオを流しっぱなしにして、とりあえず耳を慣れさせよう、と考える人が多いと思いますが(私もそうでしたが)、これは余り意味がありません。少なくとも、その言っている内容に耳を傾けて、集中して聞いていないと、英語力は上達しません。

これは、他のことでも同じです。英語の文章を読むときなども、きちんと集中して勉強することで、頭のスイッチが切り替わります。どこかの研究論文か何かで読みましたが、最近の人々は、携帯電話が身近にあるために、常に集中力が切れている状況にある、とのことです。少なからず、勉強の最中に頻繁にメールをチェックしたり、SNSを覗くのは集中力が切れて、勉強に悪影響を及ぼします。

英語が話せない理由 4. 英語で思考できていない

英文を一度日本語に訳したり、英語のラジオなどを一度日本語に頭の中で置き換えてから、考えようとする癖をしている限りは、英語は話せません。話せたとしても、えらく限定的なものになります。この状況を打破するためには、無理くりにでも『英語で』思考する術を身に着ける必要があります。

スピードの上でも、難易度の上でも、英語は英語で理解してしまうのが、一番効率が良い、というわけです。これは、何もリーディングに限ったことではありません。リスニングにしろ、スピーキングにしろ、最終的には英語で思考できるやり方を身に付ければこそ、流暢な会話などが可能になってくるのです。

英文を読むとき、英語のラジオを聞くとき、そこに日本語を介在させてはいけません。全て英語で理解してようやく、ラジオなどのスピードに追い付けると思います。ちなみに、この英語で思考できているかどうか、の試金石になるのが『英語で夢を見るか』どうかです。外国語で夢を見るようになれば、かなりその思考法に近づいてきていると言えます。

今回、4つの理由を出しましたが、逆に、これらにさえ気をつければ、情報教材などに頼らなくても、あと1000時間かければ必ず英語は話せるようになります。上述したとおり、私は全ての情報教材を試したわけでもありませんので、中には素晴らしいものがあるかもしれませんが、費用対効果の観点から『当たり』が出るまで情報教材を買い続けるのは得策ではありません。

そんなリスクを冒すのであれば、素直にコツコツ勉強しておいた方が、論理的な思考も身に付き、次に別の言語を勉強する際にも役立ちますので、確実におススメです。

スポンサーリンク

コメントを残す



このページの先頭へ