TOEICのイディオム:頻出なのは動詞+前置詞のパターン

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TOEIC長文読解やリスニングはある程度英語慣れで解決できる部分があります。

一方、文法問題に関してはやはり勉強らしい勉強をしておいたほうが、点数のアップが見込めます。

今回はTOEICの文法問題に対応するためのイディオムについての解説です。

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動詞と前置詞

我々が英語を学ぶ上でもっとも苦労するところがこの『動詞』+『前置詞』の作用です。

例えば、turnは日本語では『回す』『転がす』の意味です。このturnに前置詞が加わることにより、思いもよらぬ意味変化をもたらすのが英語の難しいところです。

例えばturn onでは『電気などをつける』という意味ですし、turn upには上向く以外にも『現れる』といった意味があります。

こうした動詞+前置詞のイディオム表現に関しては、ひたすら憶えることが近道で、基本的に王道はありません。

もっとも、文法問題でこうした『動詞』+『前置詞』の問題の割合は1~2割ですので、仮に勉強しなかったとしても、今ある知識である程度は正解することができます。

ただ、800~900点レベルを目指す鍵の一つにこの『イディオム』を知ることがありますので、このカテゴリではTOEICで重要なイディオム表現についてまとめていきます。

turn on the light

turn on the light

動詞とセットで覚えよう

一番効率が良いのが、動詞と前置詞をセットで初めからあたまに叩き込んでしまうことです。turnは転がる、onは~の上に、じゃあturn onは・・・と考えるのは時間の無駄です。turn onで一つの『熟語表現』として頭に入れましょう。

単語を覚えるのが重要なように、熟語表現を覚えるのもまた効果的に点数を稼ぐコツです。熟語表現を覚えて置けば文法問題であまり頭を働かせなくても、機械的に問題を埋めることができるからです。

以下の例題を一つ見てみましょう。

I’m fed ______ with this wet weather.

A) of
B) up
C) at
D) into

これは『fed up』で『うんざりする』という熟語を知っていれば考える間もなく一瞬で解ける問題ですが、逆に知らないと永遠に解けません。

このように、点数アップはもちろん、時間が重要なTOEICにおいて時間をかせぐという意味でも、イディオム表現を丸暗記しておくことは有効に作用します。

今回から、TOEICで必要なイディオム表現について10個の動詞ごとにまとめていきたいと思います。

I’m fed up with this wet weather

I’m fed up with this wet weather

dropと前置詞

『drop』自体には自動詞的に『落ちる、倒れる』といった意味や、他動詞的に『滴らす、落とす』といった意味があります。

語源自体に『音も無く』のような意味合いがありますので、ここで登場する3つのイディオムもみな『ばたばた』したイメージではなく『こっそり』というイメージでとらえていただければと思います。

1.drop in(on)

頻出の熟語です。このdrop in(on)で『~に簡単に立ち寄る』と言った意味があります。

  • Drop in when you’re ever over my way.
    (こちらへおいでの際はぜひお立ち寄りください)

という形で『気軽に来てね』といったニュアンスを込めています。

2.drop off

これは一つの熟語ですが、いくつか意味があるのでややこしいです。drop固有の『落ちる』といった意味以外にも、『寝入る、減る、途絶える、(タクシーなどから)降ろす』といった特別な意味があります。

  • I’ll give you a lift drop you off at the university.
    (君をのっけたあと、大学で下してあげるよ)

give someone a lift(のせる)とdrop someone off(降ろす)は反対語で、これも頻出のイディオムですので一緒におさえておきましょう。

3.drop out

日本語でもこれはよく使われる表現で『退学する、いなくなる』といった意味合いをもっています。特に『学校』を辞める際などに、以下のような形で使われることが多いです。

  • He addicted himself to gambling and he dropped out.
    (彼はギャンブルにのめりこみ、そして中退した)

このように、学校と言われなくても大体文脈で『中退』と見なされます。

He addicted himself to gambling

He addicted himself to gambling

holdと前置詞

先ほどのdropは『落ちる』イメージですが、holdは『固定する』イメージです。ただ、これも前置詞と組み合わさると違う意味合いになりますので、以下見ていきましょう。

1.hold off

自動詞的には『来ない、近づけない、延期する』、他動詞的には『延期する、寄せ付けない』といったニュアンスです。

  • The man locked himself in the bank and held off the police for two hour.
    (その男は銀行に籠城し、二時間も警察を寄せ付けなかった。)

延期にしろ、上述の例にしろ『なにかから遠くに置く』というイメージを考えていただければ熟語のニュアンスに近づきます。

2.hold up

これにも様々な意味があります。よく映画などで耳にするのが『両手をあげろ!(Hold up your hand!)』ですが、こんな事態はめったにおこりません。

日常生活で使うのが『上へあげる、長持ちする、収容する、強奪する』などの意味合いです。

このhold upにはなにかを『持つ、持ち上げる』というイメージがあります。手を上に持ち上げる、~人を持つ(収容する)といった形です。

  • The baseball stadium can hold up to 40,000 spectators.
    (その野球場は40000人を収容できる)
3.hold back

重要イディオムの一つです。『躊躇する、秘密にする、抑える』という意味合いを持っています。

一般的には『Dont’ hold back(どうぞ遠慮せずに)』のようにhesitateのような使い方をされますが、以下のような使い方をされることもあります。

  • He struggled to hold back his tears.
    (彼は彼の涙を抑え込んだ)

hold自体がかかえるといった意味ですので、backと組み合わさることで外に出さないでおく、といったようなニュアンスになります。

このように、イディオムといえども多少なりとも元の意味を残してるパターンが多いですが、やはり前置詞とあわせて憶えておかないと、いざテストの際には解答できませんので、面倒くさがらずに憶える必要があります。

最後に、練習問題です。

The baseball stadium can hold up to 40,000 spectators

The baseball stadium can hold up to 40,000 spectators

練習問題

問題
1.Tom held ________ making his decision until Monday.
A) up
B) with
C) on
D) off
2.I’ll drop you ________ on my way home.
A) off
B) in
C) out
D) at

解答は下にあります
↓↓

解答
1.Tom held off making his decision until Monday.
(トムは決心を月曜日まで保留した)

イディオム問題です。『hold off』で『離れて置いておく』といった意味合いで、そこから『延期する』『保留する』といった意味合いを持ちます。

他の選択肢ではコンテキストに適さないので、瞬間的に(D)が正解だと分かります。

2.I’ll drop you off on my way home.
(家の途中まで送って行ってあげるよ)

これも典型的なイディオム問題です。『drop 人 off』という表現を知っていれば、一瞬で答えが分かります。

こうしたイディオム表現は、文法問題だけでなく長文読解やリスニングなどでもしばしば目にしますので、少しずつ覚えていけば次第に自身の点数アップの助けになります。

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