なぜ英語での思考法を身につけなくてはならないのか:英語脳が必要な理由と方法

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以前から、英語能力を向上させるためには『英語で思考すること』が重要であるとまとめてきました。さて、具体的に英語で思考する、とはどのような場面で必要で、どのようにして培っていくべきなのでしょうか?その方法についてまとめていきたいと思います。

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なぜ、英語での思考法が重要なのか?

全ての英語を日本語で考えた時の良くない例として、まず初めに、翻訳の問題を考えてみたいと思います。そもそも、何かある言語から別の言語へと、正しい翻訳を行うという行為自体が非常に難しい行為で、ドストエフスキーの著書でも、米川正夫の訳と江川卓の訳とはで全く異なるように、こと文学作品などになると、手が付けられません。

ハリーポッターでも、映画の字幕でも、翻訳者は直訳をしません。私も、仕事で英語を翻訳しなくてはいけないときは、基本的にはコンテキストから必要な単語を適宜加えたりしていますし、これらは、ケースバイケースだと思います。

一つ、例を見てみましょう。

Earlier this week a computer security researcher revealed that information about 3.3 million Sanrio Town members was accessible. The Japanese firm Sanrio, which owns Hello Kitty and runs Sanrio Town, said it had now closed the loophole. It added that no information about Hello Kitty fans had been stolen.

『今週初めに、コンピューターの安全管理者が、サンリオタウンのおおよそ330万人の顧客情報が、コンピューター上で接続可能状態になっていることを明らかにした。ハローキティを擁し、かつサンリオタウンを経営している日本の会社「サンリオ」は、すでにこの情報セキュリティの漏れは修復されたと伝え、また、今回の事件によって顧客の情報が盗まれたわけではないと付け加えた。』

この文章自体は、割と平易な英語文章だと思いますが、いざ、わざわざ日本語に翻訳するとなると、いくつか突っかかる点があります。例えば文中で使われている「loophole」は、直訳すると『抜け道、はざま、抜け穴』などの意味があり、特に『法律の抜け穴(a loophole in the law)』的な使い方をしますが、今回のケースですと『情報セキュリティの漏れ』的なニュアンスだと思います。これに相当する日本語の単語をいちいち考えていると、正直非常に時間を食いますし、厄介です。ですので、loopholeはloopholeとして理解してしまうのが一番です。(英語の文中に「performance」という単語が出てきたら、カタカナ語の「パフォーマンス」に置き換えるようなイメージです)。

他にも、この文中で言うと、accessibleとかcomputer security researcherなども、日本語に相当する単語を一々考えるのが面倒です。スピードの上でも、難易度の上でも、英語は英語で理解してしまうのが、一番効率が良い、というわけです。これは、何もリーディングに限ったことではありません。リスニングにしろ、スピーキングにしろ、最終的には英語で思考できるやり方を身に付ければこそ、流暢な会話などが可能になってくるのです。

You have been studying English for years and years and years. So why is it that you still don’t feel comfortable speaking in real conversations? Why is it that you can pass the TOEFL exam, but you keep freezing when it comes to speaking with native speakers? Why are you still translating your native language into English in your mind before you speak?
<中略>
I found that “not being able to think in English” is one of the biggest challenges.

『長年英語を勉強しているにもかかわらず、なぜいまだに会話の中で流暢に英語が話せないのだろうか?なぜ、TOEFL試験はクリアーしたにもかかわらず、ネイティブスピーカーとの対話では凍り付いてしまうのだろうか?なぜ、わざわざ話し出す前に母国語を介在させてしまうのだろうか?<中略>「英語で思考ができない」ことこそが、上述した問題の諸悪の根源なのだ』

英語での思考法とは、具体的に何なのか

我々の母国語は日本語ですので、普段日本語で思考を行っています。会話するときはもちろん、明日のプレゼンの資料を考えるときも、どこのレストランに食べに行くか悩んでいるときも、はたまた久しぶりに会う親戚への挨拶を考えているときも、常に日本語の思考方法がベースになっています。

平たく言えば、この思考の中身をすべて英語に置き換えることこそが、英語での思考法です。英語で夜ご飯のおかずを考え、英語で明日のプレゼン内容を考えることこそが、我々の到達すべき道です。ただし、この作業は、日本にいながら、かつ仕事をしたり、大学に通いながら行うとすると、やや難易度が高い作業にはなりますし、そもそも、せっかく英語でプレゼンの資料を英語で考えたところで、話すのは日本語なので、あまり実用性がありません。

この点、海外に住むと、その点が鍛えやすいです。英語で思考し、それをそっくりそのまま日常生活の中で利用することができますので、自然と、外国語でのロジックが頭の中に組みあがっていきます。

さて、日本でこの作業をすべてやるのは困難です。ただし、断片的に行うことは可能です。断片的に、というのは、英語の文章を読んでいる最中や、英語のラジオを聞いている最中、この間、すべての日本語での思考をシャットダウンするように心がけましょう。

英語を使用する際には、日本語での思考はシャットダウンすべき

リスニングが難しい場合は、まずは文を読む際に日本語に翻訳せずにリーディングするようにこころがけてください。少なくとも、リーディングのほうが時間をかけられる分リスニングよりは難易度が低めですし、そこである程度のコツをつかんでみてください。

他にも、具体的には以下のような方法で英語での思考を身に着けるとよいと、英語のサイトには書かれています。これは、更に応用編で、スピーキングに移行していますが。

Don’t just learn isolated vocabulary words by studying the dictionary! If you are currently memorizing the dictionary- stop doing that now!
Choose a situation where you need to communicate and learn based on that. For example, do you know how to give your opinion about a movie in English?

『語彙を一つ一つ、分けて辞書を引いて勉強するのはよくない。その方法は今すぐストップしよう!まずは、どのような際に英語でのコミュニケーションが必要になるのかを考え、その状況を踏まえて学習しよう。例えば、映画に関する意見を英語で言うことができるだろうか?』

確かに、これは良いやり方です。何か特定の話題に関して何度か練習すると、そのトピックに関しては英語のみで思考することが可能になります。ネイティブとの会話は日本国内では難しいですが、オンライン英会話などを活用すると、効果があります。

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