社会人が英会話学習のために語学留学をする際のメリットと危険性

以前、TOEICと語学学校というテーマで記事を作成しましたが、今回は『英会話のため』の語学留学について触れていきたいと思います。

一番語学の習得において効果があるのは、なんといってもその土地で生活することです。社会人の方には中々厳しいかもしれませんが、今回は海外の語学学校に通う際に身につく英語と、TOEICの点数にどう生かせるのかについてまとめます。

語学留学のメリット:社会人と学生

まず、前提として社会人が行う語学留学と、高校生や大学生のおこなう語学留学は根本的に意味合いが異なるということに注意しましょう。

学生の行う語学留学は半ば『社会経験』の要素も兼ね備えていますが、社会人の行う語学留学は割と命を懸けて行われています。というのも、会社を辞めたり、長期的にワーキングホリデーで海外に滞在するというのは、将来の自身のプランに大きな影響を及ぼすことになるからです。

以下、それぞれの目線から語学留学のシステムについて解説してみましょう。

学生の行う語学留学

さて、まず学生の行う語学留学についてです。すでに上述していますが、基本的には『社会経験』を兼ねて海外に語学留学される学生が多いです(夏休みや冬休みの1~2ヵ月など)。

十分な基礎英語力があったり、すでにオンライン英会話などで英会話の土台がそなわっているのであればともかく、1~2ヵ月で英語が『ペラペラ』になるということは夢物語です。

最低でも英語を話せるようになるまで『3ヵ月』を要すると言われていますが、それでは大学の長期休みといえども終わってしまうので、休学などをして語学留学される学生の方もちらほら目にします。

ところがそうすると今度は費用の面での問題が生じてきます。月々生活費と授業料をどんなに安く見積もっても10万円以上はしますので、それを半年一年続ける資金の余力がないことにはそもそも難しい選択肢でもあります。

海外留学のネックは費用と時間

ただ、個人的には一ヵ月二ヵ月で英語力が身につかないからと言って、まったく無駄というわけではなく、学生のうちに経験として、英語圏の学校プログラムに参加してみるというのも、将来的に見ればメリットがあることと思います。

と、いうのも海外の学校には様々な国籍の生徒が集まるので、モチベーションが刺激されて、大学に戻ったのちも英語の勉強欲が湧いて、見事大学の交換留学プログラムに合格した、というような生徒も多く見受けられるからです。

確かに私も仕事で海外の(特にアジアの)英語のペラペラな社会人を見ると頑張らなければならないと思いますので、こうした競争意欲をかきたたせるような方法でモチベーションをあげるのも一つの手になります。

社会人の行う語学留学

上述しましたが、社会人の行う語学留学は根本的に学生の行うそれとは性質が異なります。社会人になってとれる休みなどたかが知れていますので、一週間やそこいらの語学留学ではあまり英語は身につきません。

つまりそれなりの成果を残そうと考えるのであれば、会社を辞めるなどして留学しなくてはいけません。MBA取得を目指す、外国人との結婚に際して、キャリアアップのために、等々、会社を辞めて語学留学する人は多いです。

また別の記事で触れようと思いますが、ワーキングホリデーなどと組み合わせて語学留学をおこなえば、バイトでお金を稼ぎながら英語の勉強ができますし、異文化を知ることもできるのでメリットは多いでしょう。

もっとも、現代の日本社会では一旦会社を辞めてしまうと中途採用は厳しい現状が続いていますので、思いきる前に時間や猶予が少し必要でしょう。英語は今やステータスというより『必須スペック』と化していますので、いくら英語がペラペラになったからといって就職口があるとは限りません。

語学留学の成果とその後の方向性

金額と滞在時間に目をつむれば、語学留学は最も英語力向上の図れる英会話スキームの一つです。特にその成果は、日本語を使う機会が少ないほど効果的で、英語で思考し、日本語に訳さずに会話する術を身に着けてしまえば平均して半年~1年程度で英会話が可能になります。

勿論、魔法のようにただ単に滞在して、ぶらぶらと外の景色を眺めたり、外国人とバーで遊んだりしていて英語が話せるようになるわけではありません。

英語のテレビでも小説でも、英語に触れる時間が長ければ長いほど成果は如実に現れますし、逆に語学留学を『している』という事実に満足して、毎日ゲームをしていた私の知り合いは一年滞在してもあまり英語力が向上せずに帰国していました。

ただ、積極的に人と接し、目標を持って勉強するかぎりでは語学留学はかなり強力です。特に自習の意志が弱い方、あるいは短期的にMBAの入試などで結果を残さなければならない人には特にお勧めします。

日本の仕事を辞めてしまうと、日本の会社への中途入社は中々厳しい状況が続いている、と書きましたが、他国では状況はまちまちです。台湾や東南アジアなどでは英語の話せる日本人は割と重宝して採用されますし、アメリカやヨーロッパ圏でも就職や職業訓練のチャンスは広がっています。

こうした海外の就職に際しては、TOEICというよりも実務経験や他の英語試験(以前紹介したような)が必要になってくることがあります。

英語力を図る試験の中で、今回は日本で受験可能なものを紹介していきますが、日本で受けられるものだけでも60以上もの英語の試験が存在します。ただしその中には、医療や貿易、翻訳など専門分野に特化した試験も含まれていますので、実際に留学、就職などの目的で活躍する純粋な『英語試験』といえばそこまで多くありません。

日本の少子高齢化も深刻ですし、政情も非常にぐらついています。資金に余裕があり、将来を見据えておくのであれば、英語を活用して他国に就職口を求めてみるのも一つの手かもしれません。

語学留学の成果

インプット型のTOEICよりも、アウトプットも求められるようなTOEFLやケンブリッジ試験のほうが、海外の就職や受験には好まれるという記事は以前書きました。

つまり『リーディング』『リスニング』のみならず『スピーキング』『ライティング』まで日本と違って求められるのが海外の就職事情ですが、このスピーキングとライティングの勉強はやはり難しいです。

私自身は金が無いのでオンライン教材で代替しましたが、これは意志の強さにかかってきますし、できることなら私も語学留学をしたかったことも事実です。

基本的に、スピーキング教材の5割以上は眉唾です。特に『楽して』英語が話せるように、聞けるようになるような美味しい話はまずもって無いと思っていてください。今回以降、私が試してみて効果のあった教材に関してレビューを行っていきます。まずは、前回紹介した『YouCanSpeak』です。使い方は次回以降、今回は概要についてお伝えいたします。

やはり『勉強のための英会話』と『日常のための英会話』ではモチベーションもやりやすさも異なりますし、英語だけに集中できる環境というのもまた語学留学のメリットです。

最後にまとめるのであれば、資金と時間の余裕、および将来設計の整っているかたであれば、語学留学をする選択肢は十分視野にいれる余地があり、かつ有用に機能するはずです。

もちろん、堅固な意思とインターネット環境さえあればオンラインでも英会話は学べないこともないですので、この辺は自身の将来設計と一旦見比べてみるべきでしょう。

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