TOEICだけじゃない!日本で受けられるその他の英語検定とその違い

TOEICはあくまで英語の力をはかるための試験の一つであって、当然世の中には様々な英語の試験が存在します。

例えばTOEFLが学術系、TOEICが仕事系、といったようにそれぞれ性格が表れており、また受験用、仕事用、と使用用途も異なります。今回は、そのような様々な英語の試験の違いをまとめていきます。

英語力を図る試験の種類

英語力を図る試験の中で、今回は日本で受験可能なものを紹介していきますが、日本で受けられるものだけでも60以上もの英語の試験が存在します。

ただしその中には、医療や貿易、翻訳など専門分野に特化した試験も含まれていますので、実際に留学、就職などの目的で活躍する純粋な『英語試験』といえばそこまで多くありません。

今回は、特に実用的な以下の5つの英語検定についてまとめていきたいと思います。

  1. TOEIC
  2. TOEFL iBT
  3. IELTS
  4. 英語検定
  5. ケンブリッジ検定

もっとも、日本で生活している以上見かける頻度が高いのはTOEICかTOEFL、または英検といったところでしょう。海外の人と話していると時々他の試験の話題にもなることがありますが、多くはTOEFLです。

1. TOEIC

散々このブログではTOEICのことを取り扱っているので、ここでは比較のために簡単に触れるにとどめますが、Test of English for International Communicationの略称で日本での受験者数は約230万人です。

普通のTOEIC試験にはスピーキングとライティングがありませんし、試験の値段も10000円しないので(他の試験は大抵1万円超)、気軽に受けられるメリットがあります。

主に日本の企業や大学への出願用に使われ、英語圏への出願は受け入れられないところのほうが多いのが現状で、そのあたりはやはりTOEFLを受ける必要が出てきます。

もっとも、すでに社会人として活躍されている方で、留学も考えていないのであれば現状はTOEICのスコアだけで十分ですが、TOEIC SWなど英語の試験制度自体が徐々にアウトプットも求めるようになってきていますので、10年後にも果たして今の水準で有用化は疑問符がつきます。

その他、形式やスケジュールなどは以前の記事を参考にしていただけたらと思います。

TOEICには種類がいくつかあるのですが(種類に関しては後述します)、年間の受験者数は日本人でおおよそ250万人程度とされており、世界での受験者が6~700万人程度であるから、日本、韓国、中国など東洋の受験者が大半を占めており、TOEFLなどに比べると世界における認知度は少ない形です。

2. TOEFL

こちらも以前触れましたので、今回は簡単に触れることにします。正式名称はTest of English as a Foreign Languageで、世界での受験者は年間100万人程度です。

TOEICとの最大の違いは、スピーキングとライティングの試験があるところで、またTOEICがビジネス用であるのに対してTOEFLは学術用という性格の違いも重要です。

海外での認知度でいえば圧倒的にTOEICよりもTOEFLですので、海外での就職や留学を希望される方はTOEICではなくてTOEFLや、後述するケンブリッジ検定やIELTSを受験する必要があります。

TOEFLサイト

TOEFLサイト

ちなみに、世界の統計でみると日本人のTOEFLの平均点は最下位に近い水準になっていますが、そもそも受験者数の母体数が違うので(一部の国ではエリートしか受験していません)しょうがないところもあります。

それを差し引いても、日本人のスピーキング、ライティングといったアウトプット能力は低いようですので、今後の教育方針がもしかしたらそのようなアウトプット型に特化していく可能性もあります。

その他、受験費用やスケジュールなどは、同じく過去の記事を参考にしていただければと思います。

企業などでも有効性は認められますが、それよりも『教育機関』においてその有効性が認められているところがTOEFLの最大の強みで、TOEICとの違いになります。

3. IELTS

International English Language Testing Systemの略称で『アイエルツ』と読みます。学術向け、仕事向けと2種類のテストが存在し、基本的には英語圏(主にイギリス、ニュージーランド、オーストラリアなど)の学術機関への出願などに用いられます。

日本での受験者は2万5000人程度ですが、全世界では年間200万人近くが受験するなど、TOEFLを凌駕する受験者数を誇っています。

IELTSサイト

IELTSサイト

受験料は24,675円と、他の試験に比べて高めに設定されていますが、これはスピーキングの試験が『面接』形式になっているところも恐らく関係していると思われます。

TOEFLの場合、マイクに向かって音声を吹き込む形式ですが、このIELTSの場合は生の面接官に向かって英語を話すことができますので、そのあたりは好き嫌いが分かれます。

TOEFLと同様、学術機関への提出がメインで、読む、書く、聞く、話すの試験形式ですが、上記のように試験形式がTOEFLとは若干異なりますので、出願のためにTOEFLでは点数が足りなくても、IELTSでは点数が足りる、という人も中にはいます。

他にも、マークシートではなく筆記式であったり、それゆえリスニングが問題の内容を酔うと言うよりも穴埋めをしていく形式になっており、この辺も好みが分かれるところになっています。

日本では知名度は低いと思いますが、公式ホームページによると年々受験者数は増えているようですので、じきに有名になるかもしれません。

4. 英語検定

上述のTOEIC,TOEFL,IELTSなどには不合格という概念はありません。これらは受ければ必ず(悪かろうと)点数として受け取ることが可能ですが、英語検定は受かるか落ちるかのどちらかです。

実は日本国内で一番受験者数が多いのがこの実用英語技能検定(略して英検)で、年間の受験者は230万人程度に達します(日本国内向けの試験ですので、この数字が全ての受験者数です)。

級が1~5級まで分かれており、金額や試験形式などもこの級によって異なるためここでは掲載しませんが、最終的に1級になると読み、書き、話し、聞く、のすべてを求められます。

(英検1級はTOEIC満点近いレベルです)

中高大などの授業の一環として使われる他、就職活動の際などもTOEICと同様に英語力を示す指標として使われることが多く、また通訳案内士の資格獲得のために受験する人もいます。

公式ホームページには海外の大学留学の出願にも使えると書いてありますが、やはりTOEFLやIELTSと比べるとパワーは圧倒的に弱く、知名度も低いので、国内での就職や出願に使われることが殆どです。

英検サイト

英検サイト

5. ケンブリッジ検定

イギリスの名門、ケンブリッジ大学の運営する由緒正しい英語検定です。全世界で毎年300万人が受験する、TOEFLやIELTSを凌駕する受験者数を誇ります。

試験の種類はいくつかありますが、一般的な英語力を試すようなものだと以下の種類が存在します。

  • KET (Key English Test): A2レベル
  • PET (Preliminary English Test): B1レベル
  • FCE (First Certificate in English): B2レベル
  • CAE (Certificate in Advanced English): C1レベル
  • CPE (Certificate of Proficiency in English): C2レベル

日本語の英検でいう『級』にあたるものがCEFLの指評でいうこのC1, B2といったものになります。

この中でFCEかCAE辺りの実力があれば、一般的に英語力があるとみなされるレベルになります。

TOEFLやIELTS同様、100を超える国と地域、および多くの企業や学術機関によって認められている由緒正しい試験ですので、受験しておいて損はありませんが、こちらも値段が25000円近くします。

今回いくつか紹介しましたが、個人的には海外で就職や留学などしようとでも考えないうちは、日本にいて必要なのはせいぜいTOEICとTOEFLだと思います。

特に留学の場合、出願先によって求める試験やスコアが異なりますので、その辺を確認してから受けると言ったほうが確実でよいでしょう。

というのも、多くのこうした英語試験は認定期間が2年間と定められているので、いくら学生の時頑張って合格しても、2年たつと自動的に失効してしまうからです。

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