完璧を求めるのはやめよう!英語が100%理解できなくてもそれは当たり前

Perfect

例えば、あなたは日本語のテレビやラジオを、100パーセントの精度で理解できますでしょうか。我々は機械ではありませんので、イントネーションや言い回しに癖がありますし、恐らく100パーセント全ての表現を理解できているわけではないと思います。

それと同じで、最終的に100パーセント英語を理解するようになるというのは、たとえネイティブであっても不可能です。今回は、その代わりに『なんとなく理解する』方法についてまとめていきたいと思います。

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英語を100パーセント理解する必要は全くない

TOEICのようなテストを見てみましょう。長文問題やリスニング問題もそうですが、なにも全部を理解しなくても、要点さえちゃんと理解できれば正解には結びつきます。

How often does this event take place?
A) Weekly
B) Monthly
C) Once a year
D) Three times a year

長々と長文が読まれたあとに、上述のような問題が提示されているとしますが、この場合長々と続く長文のうちの『when』の部分さえ分かっていれば問題は解けるわけで、ことさら今日の天気や教授の具合などに注意を払う必要はありません。

新聞のようなものでも同様です。

SENDAI, Japan (Thomson Reuters Foundation) – Japan will provide assistance amounting to $4 billion (2.71 billion pounds) in the coming four years to reduce the number of disaster victims and their suffering around the world, Japanese Prime Minister Shinzo Abe said on Saturday.

『日本は、今後4年間で世界中の災害の犠牲者およびその精神的・肉体的苦痛などを改善するために、40億円の額の拠出金を提供すると、土曜日に日本の阿部首相が発表した』

新聞なので、大学受験のように作者の心情などに一々注意を払う必要はありません。ここで重要なのは『日本 が 40億円 災害犠牲者などに 供給する』ということだけです。他の『土曜日に』とか『仙台発』とかは恐らく情報として不要ですので、仮に文法的に分からないところがあっても飛ばし読みしても問題ありません。

また、日常会話でも、そもそも日本語ですら細かい感情を表す表現なんてすべてを聞きもらさずに理解することは不可能ですし、私も職場で何度か同僚の話を訊き返すことがあります。

外国人と話すときにそれと同じことが起きても決して不思議ではありませんし、むしろ一言一句聞き洩らすまいと集中していると、だんだん耳が追い付かなくなってしまうので、そこまで根つめて試験のように集中する必要はありません。

100パーセントと言わずとも、90パーセント、ないしは80パーセントでも拙いながらもコミュニケーションはとれます。あとは、実践を通じてその精度を磨いていけばいいわけで、最初から100パーセントを求めてしまうと息切れしてしまいます。

「なんとなく」の精神で英語のスピーキングをしよう

文法に関しては少し別ですが、こと実践に関しては、上述のように全てを理解する必要はありませんし、逆もしかりで、最初から100パーセント正しい英語を話せるようにする必要はありません。

よく日本人にありがちなのが、以下のような考えです。例えば、友だちとの会話などで何かこちらから質問したいと思います。『日本に来たことがありますか?、と聞いてみよう』。そう思ったら、まずたいていの人が頭の中で正しい構造を考えます。

『えーと、この場合は現在完了形を使った方がいいから「have you ever」から始めよう。それから、あれ、cameかなbeenかな?』

と、逡巡している間に、タイミングが合わなくなってしまいます。非ネイティブのヨーロッパ人、例えばイタリア人やスペイン人などは、あまり文法など気にせずに『まずは話してみる』ことから入ります。

こと英会話においては、この後者の『なんとなく話す』やり方から入る方がお勧めです。というのも、一々日本語を頭の中で英語に訳するやり方を身に着けてしまうと、いざという時にパッと英語が出て来なくなります。

もちろん、最終的には文法的、語彙的な間違いを無くしていくことが望ましいのですが、英会話においてはあまり間違いを恐れず、とりあえず『英語で考えて英語で話す』を実践していくようにしましょう。

以前、フランス人の友達が言っていましたが、フランスも日本と同様、英語を話せない人が多いと言っています(程度は異なりますが)。というのも、フランスも日本も、学校の授業などで極端に間違いをおかして、先生に人前で正されるのを恐れる文化に育ってしまっていますので、社会に出てもあまり積極的にミスを犯したくない、と考えるようになってしまっているとのことです。

もちろん、人によるところもありますが、確かに『変な英語を話して笑われる』のを極端に恐れている人は確かに何人も見かけました。『とりあえず文法を完璧にしてから英会話を始めよう』という考えは、泳げるようになってからプールに行こうと言っているのと同じようなものです。

最終的には90パーセント程度に近づけていくようにしよう

あくまで『なんとなく』で許されるのは、学習プロセスの際です。もっとも、最終的にも100パーセントの精度で英語を理解するのは、日本人の我々が鹿児島弁や東北弁を100パーセント理解できないように、様々な人種の背景によってイントネーションが異なるので難しいでしょう。

ですので、目標としては、映画にしろ、新聞にしろ、日常会話にしろ、90パーセント程度の精度を、最終的に目指していくことが望ましいです。

そもそも、日常会話ではネイティブでさえ文法が100パーセント正しいわけではないことがありますし、我々の日本語ですら怪しいこともあるでしょう。国会のスピーチではないので、そこまで厳密に気を付けたところで、誰も気に留めません。

ちなみに、私がTOEICで最初に600点くらいをとったときは、ネイティブの言っていることは30パーセント理解できればいいほうでしたが、それでも単語とコンテキストさえ拾えれば、ある程度何を言っているのかは分かります。

あとはミスを恐れずに、何度も英語でのリスニングやスピーキングを繰り返しているうちに、徐々に精度は改善されていきますので、とにもかくにも、まずは『なんとなくでもいいので英語を話す』ことから始めていきましょう。

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