英語の指標CEFRとは!?英語ができる足きりラインB2レベルの英語力

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日本の就職活動ではとにもかくにもTOEICの数字が物をいいます。大体、面接を受けるにあたって最低限恥ずかしくない程度の点数、あるいは海外赴任に必要な要件などは以前まとめましたので、そちらの記事を参照していただければと思います。

TOEICホームページによると、新入社員に求められる英語力は465~680点という結果が出ていますが、これは大中さまざまな企業のアンケートをもとになされた結果ですので、最低でもやはり600点が求められているといってよいでしょう。

今回は、客観的に求められる英語のスコアを『CEFR』の定めた基準から、まとめていきたいと思います。

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CEFRの定めた英語のスコアリング

以前にも少しCEFRについて触れましたが、そもそもこれはどういった数値なのでしょうか。CEFRはCommon European Framework of Reference for Languages(ヨーロッパ言語共通参照枠)の略称で、特にヨーロッパなどで広く用いられている指標です。

The Common European Framework of Reference for Languages (CEF or CEFR) was put together by the Council of Europe as a way of standardising the levels of language exams in different regions. It is very widely used internationally and all important exams are mapped to the CEFR.

『ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)とは、欧州評議会によって作成された各々の地域における語学レベルを図る枠組みのことであり、国際的な指標としても広く使われ、また全ての主要言語試験はこれを参照している。』

このCEFRが、多くの欧州言語(英語含む)をA1~C2のランクに分けており、C2が最高レベルとなっています。C2はほぼネイティブレベルですのでビジネスシーンなどでここまで求められることはありませんが、

さて、それでは実際にどの程度のスコアがあれば『英語ができる』と客観的に見て思われるスコアになるのでしょうか?これは、目指す物や環境によって異なると思いますが、一般的には『B2』レベルあれば、大学の授業についていくことが可能であると認められるため、CEFRの定めるB2レベルあることが望ましいでしょう。

B2レベルの言語力とは、具体的には以下のことがその国の言葉でできる能力を指し示します。

『B2:自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題 でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解 できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる』

(参照:British counsel)

ちなみに、B1レベルですと『身近な人とのおしゃべりが楽しめる』レベルですので、このレベルでも必要最低限、海外で暮らすだけであれば問題ないと思いますが、やはり仕事や勉強を絡めて来るとなると、最低でもB2レベル、大学院などより高度な理解を求められるような環境であればC1レベルの英語力が必要であるとされています。

ですので、客観的に『ああ、君は英語ができるんだね』と人から思ってもらえる最低足きりラインは『B2』レベルの英語力をもっていることです。それでは、B2レベルの英語力とはスコアでたとえるとどの程度のものなのでしょうか?

B2レベルの英語力に到達するためには

スピーキングとライティングが無いためTOEICは除外されていますが、IELTSの公式ホームページに、以下のような参照ページがありますので引用いたします。

CEFR換算表

CEFR換算表


(参照:IELTS公式ホームページ)

これによると、TOEFLでは87~109、そしてIELTSでは5.5~6.5のスコアをとることが、B2レベルの英語力を持っていると認められることになります。また、ここの表には載っていませんが、TOEICです785点です。

ただし、以前も少しTOEFLとIELTSの関連で述べましたが、この相関表はあまりフェアではありません。仮に、TOEIC785点と、TOEFL87~109、そしてIELTS5.5~6.5を難易度順に並べるとTOEIC<<<客観的に判断できる根拠として、いずれかの英語の試験のスコアを求められます。

個々で、客観的に『ああ、君は英語ができるんだね』と思われるか否かは、日本国内か国外かで評価が180度変わる危険性があります。

1.日本国内における評価

まず、日本の企業の面接などでの評価ですが、基本的にはTOEICです。TOEFLはともかく、IELTSはそこまでメジャーだとは思えませんし、知っていたとしても、このCEFRの判定シートを見ての知識かもしれません。

すると、彼らの目からしてみると、TOEIC785点とTOEFL87~109点が同値にとらわれる可能性があります。実際に、知り合いの人事にきいたことがありますが、語学のレベルに関しては参照シートを見ながら推し量るので、実際の難易度とは乖離するそうです。

TOEIC785点とTOEFL87点では、間違いなく前者のほうが楽ちんです。というか、スピーキングとライティングの有無で、クリケットと野球を比べるようなものですので、あまりあてにもなりませんが、そうした背景を理解しているかどうかはこちらには分かりませんので、理想をいえば両方のスコアを提出するのがよいでしょう。

2.日本国外における評価

そもそも、海外の大学や企業に行きたいという時点で英語がある程度話せることが前提だと思いますが、それでもレベルにムラがありますし、実務以前に、まず必要書類などで英語のレベルを問われることが多々あります。

ここで注意しなくてはいけないのが、TOEICの認知度の低さです。いや、具体的には認知こそされていますが、それを正式な数値として認めていない企業、団体が多いということで、ここではTOEFLやIELTSの数値が重要視されます。

ただ、たまにTOEICのスコアでもオッケーという大学や企業もあります。その際に、そこの企業があまり実際の難易度を加味せずに、CEFRの数値を文字通り引用しただけであれば、今度はTOEIC785点に大きなアドバンテージがあります。

実際に、ドイツやフランスなど、非英語圏の大学では、TOEFL87点またはTOEIC550点、といった理不尽な応募要項が存在することがありますが、これは恐らく、CEFRの発表している字面だけをみて判断しているケースで、こうした場合はTOEICに慣れ親しんでいる我々が圧倒的に有利です。

結論からいうと、どこの国でも「英語ができるね」と認めてもらえるためには、TOEICでは800点、IELTSでは6.0点、TOEFLでは87点を目指して勉強しておくとよいでしょう。これだけあれば、アドバンテージにならなかったとしても、少なくとも英語が足を引っ張ることはありません。

もちろん、MBAや一流大学院・企業に入学・入社するためにはもっともっと高いレベルが求められますが、とりあえずの足きりラインということで考えておいてください。

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