本好きにはおすすめ。Audiobookをつかってリーディングとリスニングを

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今回紹介するのは、リーディングとリスニングを同時に鍛える『Audio Book』を用いた効果的な学習方法についてです。

もっとも、Audio book(オーディオブック)を用いた学習にはある程度の英語力が必要ですので(TOEICで700~800点以上)、そのレベルに達しないと読める本も少なく、辞書をたくさん引く羽目になってあまり楽しめないかもしれません。

Audiobookを用いた勉強の利点は『リーディング』『リスニング』の勉強が『楽しみながら』おこなえるところです。

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Audio Bookとは

Audio Bookとは、インターネット上、あるいはアプリ上でダウンロード可能な『本を音読してくれる』サービスのことです。

文章もついていて音読もしてくれるもの、音読のみの機能のもの、freeだが途中までしか読んでくれないもの、など種類に関しては色々あります。

アプリではCross Forward Consulting, LLCの『Audiobooks』がお勧めです。

https://itunes.apple.com/ca/app/audiobooks/id311507490?mt=8

このアプリでは1000冊ほど、有名な洋書や海外文学が無料でダウンロードできます。課金すればそれ以上のダウンロードも可能です。また、朗読の速度も3段階設定で選べるので、自身のレベルに応じて設定が可能です。

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Audio Booksを使った具体的な勉強方法

レベルにもよると思いますが、TOEIC700~950点あたりまでは以下の手順で進めていくやり方がお勧めだと思います。

  1. 英文のテキストを読む
  2. 読んだページを、英文のテキスト+Audiobooksで読む
  3. 読んだページをAudiobooksのみで読む
  4. 最後に、その日読んだページを自分で朗読する

以下、詳細の説明です。

1. 英文のテキストを読む

ここでは『洋書を読むこと』をメインにAudiobooksの目的としますが、洋書の難易度はかなり高いです(英語の新聞よりも)。

日本でも、普通の小説はともかく、森鴎外とか永井荷風をイメージしていただければ分かるように『文学表現』は母国語でもときに難しいものですので、その古典的なものや、難解なものを外国語で読むのには相当手間がかかります。

ですので、まずは『精読』を心がけましょう。Audiobookにそのまま付随されている形のものもありますし、Amazonで買ってもいいですし、著作権の切れたものなら全文が掲載されている以下のようなサイトもあります。

http://www.bartleby.com/

慣れない間は、いきなり『2.読んだページを、英文のテキスト+Audiobooksで読む』から始めずに、自分のペースで読むことをおすすめします。

2.読んだページを、英文のテキスト+Audiobookで読む

一回ページを読み終えたら、今度はAudiobookを聴きながらテキストを目で追いましょう。

なぜ『1.英文のテキストを読む』が必要かというと、audiobookは割と早く読んでいきます。ですので、少なくともリスニングの速さと同じ速さでリーディングできないうちは、理解もできませんので、リーディングで慣れておくことをお勧めします。

もし、Audiobookを聴きながらテキストを目で追うことが可能なレベルであれば『1.英文のテキストを読む』は飛ばしていただいて問題ありません。

3.読んだページをAudiobooksのみで読む

続いて、先ほど『英文のテキスト+Audiobook』のセットで読んだページを、Audiobookのみでリスニングしてみましょう。

最初からAudiobookだけでリスニングすると、ラジオや新聞などはともかく、洋書に関してはほとんど理解できないと思います。

例えば、以下はVirginia WoolfのMark on the Wallという短編小説の一節ですが、TOEICで800~900点をとっているような人でも、一発聴いただけで上手く理解するのは難しいと思います。

I looked up through the smoke of my cigarette and my eye lodged for a moment upon the burning coals, and that old fancy of the crimson flag flapping from the castle tower came into my mind, and I thought of the cavalcade of red knights riding up the side of the black rock. Rather to my relief the sight of the mark interrupted the fancy, for it is an old fancy, an automatic fancy, made as a child perhaps. The mark was a small round mark, black upon the white wall, about six or seven inches above the mantelpiece.

『タバコの火を濾してその壁の染みを、それからほんのしばらくの間、燃ゆる暖炉の火をみつめているとき、まるでお城にはためいている旗のイマージュが、私の心の中に浮かび上がってきた。それから、黒い壁をよじ登っていく赤い兵士たちのことが。
その壁の染みは、私の古い空想を、まるで子供の夢見るようなそれをかき消してしまった。それは、小さな丸いしみで、暖炉のうえの白い壁に、ちょうど6~7インチほど浮かんでつけられていた』

(上記の訳は意訳ですので、正確ではないですが大意としてはこんなところです。ウルフがリズムにこだわる作家なので、完璧に訳すのはそもそも不可能です)

ですので、Audiobookの勉強に関しては、最初にリーディング→次いでリスニングのほうが、効率がよいですし、なにより意味がわからなければ面白くないので、長続きしないでしょう。

4.最後に、その日読んだページを自分で朗読する

1~3だけでも十分なのですが、単語をより覚えるためには、最後に自身の口で読んでみることをお勧めします。

もっとも、1~3のプロセスだけで時間がある程度とられてしまいますので『4.最後に、その日読んだページを自分で朗読する』に関しては余裕のあるときでもいいでしょう。

一日頑張って1~4をすべてやるよりも、毎日コツコツと少しずつでも続けた方が、英語の勉強のためになります。最初のレベルにもよると思いますが、他の勉強法と同様、三ヵ月も続けていれば自身のレベルアップが実感できるはずです。

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お薦めのAudiobookと洋書の選び方

最後に、英語圏の本で『名作』と呼ばれているもののピックアップです。古典作品などは難しく、言い回しも古いためにあまり実用的ではありませんが、それでもリスニング・リーディングの勉強には今でも役立ちます。

主な英語圏の文学(左は作者)
  • William Shakespeare:Hamlet(ハムレット)
  • William Somerset Maugham:The Moon and Sixpence(月と6ペンス)
  • Joseph Conrad:Heart of Darkness(闇の奥)
  • Herman Melville:Moby-Dick(白鯨)
  • Edgar Allan Poe:The Murders in the Rue Morgue(モルグ街の殺人)
  • James Augustine Aloysius Joyce:Dubliners(ダブリン市民)

この辺は『英語圏の文学』というくくりで抜粋しましたので、言い回しも独特で難解な箇所もいくつかあります。

あとは好みの問題で、ハリーポッターや指輪物語が好きな方はもちろんそうした洋書でも勉強になりますし、自分の仕事関係で勉強しながら洋書が読みたい、という方はそういった方面の本ももちろん参考になります。

あくまでAudiobook(洋書)の目的は、英語の勉強というよりも、自分の実用的な目的(趣味や仕事)とあわせて、ついでに英語も勉強する、という感じですので、自身に興味のある分野であればなんでもいいと思います。

ただ、上述しましたが、英語の勉強は何にせよ『長く続けること』が一番の秘訣です。あまり自分の身の丈にあわないものを選ぶのではなく、ちゃんと長続きしそうな勉強スタイルを確立しましょう。

以上でAudiobookを活用した勉強方法の説明を終わります。

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