英語における形容詞と副詞の違い。これがわかればTOEICも楽に

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今回のテーマは『形容詞』『副詞』に関してです。このテーマは主にTOEICの文法問題を解くときにももちろん必要ですが、それ以上に文章の構造を理解するのに役立ちます。

特に、文法が苦手という方の多くがこの『形容詞』と『副詞』の理解があやふやな方ですので、ここを理解しておけば文法問題も解きやすくなるはずです。

以下、それぞれ順を追って説明をしていきます。

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形容詞とは

赤い、美しい、重い、など『事物の性質』を表すために使われる語句のことです。日本では、形容詞(~『い』で終わるもの)と形容動詞(~『な』で終わるもの)の違いがありますが、英語に関してはおなじなので気にしないでください。

さて、形容詞は英語では例えば、以下のような使われ方をします。

Taro’s girlfriend is beautiful.
太郎のガールフレンドは美しい

I read the profound text.
私はその難解なテキストを読んだ。

上述した文章のうち、太字で示してあるところは形容詞です。最初の文章では『Taro’s girlfriend(太郎のガールフレンド)』という事物の性質を指し示すために『beautiful(美しい)』という形容詞が使われています。

また、2番目の文では『text(テキスト)』という事物の性質を『profound(難解な)』という形容詞が表しています。

特に、形容詞単体で見てみるとそこまで複雑なものではありません。つまり形容詞とは以下のような定義がされるものです。

形容詞とは名詞の性質を表すものである

さて次に、副詞に関してみていくことにしましょう。

副詞とは

形容詞とは異なり、副詞とは、動詞、形容詞、副詞、あるいは文全体を修飾するために用いられる修飾語のことです。

〈副詞の種類〉

  1. 動詞を修飾する副詞
  2. 形容詞を修飾する副詞
  3. 副詞を修飾する副詞
  4. 文章を修飾する副詞

説明だけでは分かりにくいと思いますので、以下具体例を出していきましょう。

1.動詞を修飾する副詞

She slept well last night.
(彼女は昨日よく眠れた)

この文章の中で『well(よく)』という動詞は『slept(寝た)』という動詞を修飾し『よく寝た』という意味を表しています。

他にも『速く走った』『ゆっくり歩く』などの動詞にも副詞はくっつきやすいです。

2.形容詞を修飾する副詞

She is very beautiful.
(彼女はとても美しい)

この文章の中で『very(とても)』という副詞は『beautiful(美しい)』という形容詞を修飾しています。

3.副詞を修飾する副詞

The speaker spoke too quickly.
(その話者はあまりに速く話し過ぎた)

この文章の中で『quickly(速く)』という副詞は『spoke(話した)』という動詞を修飾し『速く話した』という意味を表しています。

では、この『too』はなんでしょうか?実はこれも『副詞』で、この『too(~し過ぎる)』という副詞は、同じ副詞である『quickly』を修飾し『あまりに速く』という意味を表しているのです。

それらをくっつけることで『あまりに速く話し過ぎた』という意味を表しています。

4.文章を修飾する副詞

Fortunately, she was not seriously injured.
幸いなことに、彼女のけがは命にかかわるようなものではなかった)

この文章の冒頭で使われている『Fortunately』は『幸いにも』という意味の副詞ですが、この語は特定の形容詞や動詞、というよりも『文章全体』を修飾し、ひっくるめて『幸いなことに』としています。

このように、副詞には様々な用法がありますが、基本的には『修飾する語』ですので、もし難しい文章などがでてきたら、文章構造を考えるときに副詞は後回しにして、最後に副詞の意味を考えるとよいでしょう。

ポイントは以下のとおりです。

副詞は、形容詞、動詞、副詞、文章全体を修飾する

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形容詞と副詞の違い

さて形容詞と副詞のそれぞれの解説が終わったので、ここで一旦『形容詞』『副詞』の違いについて見てみましょう。例えば、以下のような『hard』という英単語用いた2つの文章を見比べてみたいと思います。

  1. She is a hard worker.
    (彼女は働き者だ)
  2. He worked very hard.
    (彼はとても懸命に働く)

さて、上記の2つの『hard』の用法の違いが分かりますでしょうか。以下、違いを見ていきたいと思います。

  1. She is a hard worker.

    この文章において『hard』は『形容詞的』に使われています。『hard』は、『worker』という名詞を修飾しており、『hard worker(働き者)』というSVC形の文章の『C』のところを形づくっています。

  2. He worked very hard.

    対して、この文中で『hard』は『副詞的』に使われています。『hard』は、『worked』という動詞にかかっており、それによって『とても懸命に働く』という意味になっています。

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TOEICにおける応用

さてこうした、形容詞、副詞の穴埋め問題はTOEICの文法問題でも多用されます。

例えば、以下のような問題を少し考えてみましょう。

練習問題
The hostess spoke to us ______ before moving off to her other guests.

  1. brief
  2. briefly
  3. brevity
  4. briefer

似たような英単語が4つ並んでいます。さて、答えを見る前にまずはこの_______に当てはまる英単語は副詞なのか、形容詞なのか、はたまた他の語句なのか、ということを少し考えてみましょう。

文章の意味は『そのホステスは、我々の前から立ち去って他の客のところへ行く前に、我々に___話した』です。

この文脈において、修飾されているのはホステスではなく『話した』という動詞ですので、ここにくるのは『動詞を修飾できる語』すなわち『副詞』がくると推測できます。

それでは、4つある選択肢のうち、一体どれが副詞でしょうか?

1. brief

まず選択肢一番上の『brief』ですが、これは『短時間の』『束の間の』を表す『形容詞』です。

形容詞は、上述しました通り名詞しか修飾できませんので、動詞を修飾することはできず、この問題の中で正解でないことが分かります。

2. briefly

これは『手短に』『簡潔に』を意味する『副詞』です。ですので、この問題の中でとりあえず当てはめても意味としては問題なさそうです。

3. brevity

これは『短さ』という意味を表す『名詞』です。この文脈で『短さ』という名詞がくることもおかしいですし、そもそも名詞はこれませんので、この選択肢は不正解であることがすぐにわかります。

4. briefer

これは『brief』という形容詞の『比較形』の『より短い』という意味を表しています。その意味はここでは不適切ですし、そもそも形容詞はここにはあてはめることはできませんので、やはり不適切であることが分かります。

と、いうわけでこの問題の答えは唯一副詞である『2. briefly』のみがあてはまることになります。

じっさいの文法問題でも、このように文章構造から、ここには果たして副詞が来るのか、形容詞が来るのか、ということを考えながら解答するようにしましょう。

ただし、文法問題にかけられる時間は多くないので、注意が必要です。

文法25分というのは、長文短文あわせて52問の問題を25分で終わらせるということですので、一問につきかけていい時間は30秒です

これで、形容詞と副詞の解説は終了です。次回は時制に関する説明です。

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